静岡県 緊急事態宣言を要請 知事「これまで未経験の最大級の危機」

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新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、静岡県は国に対し緊急事態宣言を要請し、16日昼過ぎ、川勝知事が緊急会見をして要請の経緯などを説明しました。 知事会見の要旨は次の通りです。 ・静岡県内の1週間の人口10万人あたりの感染者はこのところ毎日最多を更新し、15日は56.9人、また病床占有率は県内全体で60パーセントを超え、医療体制の危機は今までにない最も深刻な状況にある。 ・16日午前10時半、国に対し緊急事態宣言を静岡県にも適用するように要請した。発出までには時間がかかるため、袋井市・掛川市・御前崎市・菊川市・牧之原市・島田市・湖西市・森町・吉田町の9市町を新たにまん延防止措置の対象地域とする。これで県内は川根本町を除き34市町がまん延防止措置の対象となる。 ・県内ではこれまで患者の受け入れを39病院にお願いしてきたが限界がきており、県内の今まで受け入れてこなかった医療機関にも受け入れてほしい。これまでがん治療を重点的にしてきた県立がんセンターも新たに病床6床を確保した。 ・自宅療養者が1000人をこえ、地域の医療機関には患者の状況把握に積極的に参加してほしい。県も酸素ステーションの設置や、抗体カクテル療法の推進に取り組む。 ・現在は感染者のうちデルタ株が8割をこえ、非常に感染力が強い。40~50歳代の重症者がふえ、30歳代以下でも症状が長jく続くことが多い。今週はお盆休み明けの週となるが、事業所・学校・保育園・幼稚園などでは発熱管理をしっかりして、熱のある人は休ませ、ウイルスを持ち込ませないように努力してほしい。 ・これまで県が経験したことのないような最大級の危機であり、8月末までは各自「セルフロックダウン」を心がけるなどして抑え込みに協力してほしい。 ・パラリンピックの聖火リレーについては、菊川市・御前崎市の意向を尊重してきめていく。

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