マレーシア首相が辞意 コロナ影響で政権の運営困難に

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共同通信

2020年11月、クアラルンプールでの国際会議に出席するマレーシアのムヒディン首相(ロイター=共同)

 

 

 【シンガポール共同】

 

 

マレーシアのムヒディン首相は15日、自身の所属政党マレーシア統一プリブミ党(PPBM)の最高幹部会議で、所属議員らに辞意を伝えた。連立政権の一角を占める統一マレー国民組織(UMNO)の議員や閣僚による連立離脱の表明が続き、政権運営が困難になったと判断したとみられる。地元有力メディア、マレーシアキニなどが報じた。  PPBMの会議に出席した首相府相が地元メディアに対し、ムヒディン氏は16日の閣議後にアブドラ国王へ報告し辞任する見通しだと明らかにした。  マレーシアでは新型コロナウイルスの感染が収まらず、与野党は政権の対策不備を非難していた。