環境大臣」「のりピー」が広告塔 化粧品マルチ「ジェイコスメ」の美しくない詐欺的自転車操業

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デイリー新潮

 

 

 

 

「マルチ商法」の草分け的存在となると、(※2020年2月)現在、「桜を見る会」問題の渦中にある「ジャパンライフ」の名が挙げられる。すでに1970年代後半にはマルチ被害が社会問題化し、国会招致までされた創業者の山口隆祥(たかよし)元会長はその道の顔役として知られた存在だった。  ジャパンライフ以降もマルチ商法は絶えることなく、むしろ雨後の筍のように次から次へと現れた。「KKC」、「円天」、「テキシアジャパンHD(ホールディングス)」……。  巧みに欲望をそそられて「虎の子」を失った被害者が相次いだわけだが、実は目下、マルチ企業の一つが破綻しかけた状態で、あらたな被害者が量産されかねない事態が生じている。  問題のそれは、「ジェイコスメ・ジャパン」(東京・銀座)なる化粧品を扱うマルチ企業だ。

 

 (カネに振り回される人々のドラマを描く「週刊新潮」の連載コラム「MONEY」