直島の「かぼちゃ」台風で海に流される 草間彌生さん作

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朝日新聞デジタル

黄色いカボチャのオブジェ(草間彌生作「南瓜」)=香川県直島町

 

 

 

 現代アートの島として知られる瀬戸内海に浮かぶ直島(香川県直島町)で9日、前衛芸術家・草間彌生さんのオブジェ「南瓜」が、台風9号に伴う強い風の影響で飛ばされ、海に流されたことがわかった。

 

 

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 オブジェを所有するベネッセによると、波と風が強まったことを受けて職員数人で見守っていたところ、9日午前10時半ごろ、オブジェが波にさらわれたという。オブジェは何度も桟橋に打ち付けられ、大きく壊れたが、その後、ほぼ全体を回収した。当時は満潮に近かったという。  黄色いカボチャのオブジェは直島のシンボルとして親しまれており、高さ2メートル、幅2・5メートルで、海に突き出した古い桟橋の突端部分に1994年に設置された。  気象庁のホームページによると、香川県内では高松市で同日午前10時35分に最大瞬間風速23・3メートルを観測するなど、強い風に見舞われた。

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