人出が途絶えない東京・渋谷 酒提供の店に多くの客

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共同通信

巨大スクリーン(中央)が消灯しても人出がやまない渋谷のスクランブル交差点=8日夜

 

 

 

 東京・渋谷の繁華街では、東京五輪の閉会式が始まった午後8時を過ぎても、多くの若者らが行き交っていた。自粛を求められている酒を提供する飲食店には客が集まってグラスを傾け、店長は「生きるか死ぬかがかかった状態」と苦しい胸の内を明かした。  渋谷駅近くのセンター街。60人ほどが入れるバーは、お互いの肩が触れ合うほど混み合っていた。テレビの画面は各国の国旗が入場する様子を映していたが、40代の男性は「相次ぐ不祥事とか、五輪の嫌なところがたくさん見えた。選手は応援したかったけど、複雑な気持ち」と振り返った