仙台市の保育施設でクラスター 宮城で74人の感染確認 61人が40代以下 仙台市46人

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仙台放送

宮城県庁

 

 

宮城県内では8月3日、新たに仙台市で46人(県外在住者1人を含む)、石巻市で5人、多賀城市で4人、名取市、塩釜市で各3人、大崎市、富谷市、利府町で各2人、登米市、栗原市、気仙沼市、東松島市、大和町、大郷町、大衡村で各1人の、合わせて74人の新型コロナウイルス感染が確認されました。 1日の新規感染者の数が70人を超えるのは4月22日以来で、およそ3か月半ぶりです。先週の火曜日の新規感染者の発表は26人だったので、およそ3倍に増加しました。74人のうち36人が現時点で感染経路がわかっていません。 年代別では、10歳未満12人、10代9人、20代16人、30代16人、40代8人、50代5人、60代6人、70代2人となっていて、40代以下が8割を超えています。 宮城県内の累計の感染者数は1万人を超え、1万49人となりました。 仙台市は、仙台市内の保育施設で3日までに12人の感染が確認されたとして、この保育施設でクラスター(感染者の集団)が発生したと発表しました。仙台市によりますと、この保育施設での検査対象者のうち、検査結果がまだ出ていない人が7人いるということです。 また、7月中旬から8月上旬に感染が確認された患者51人からデルタ株の特徴とされる「L452R」変異ウイルスが検出されました。県内で感染が確認された患者の検体の「L452R」変異ウイルス陽性率は、7月26日からの1週間が、60.9%と、前週の48.6%から約12ポイント上昇しています。 宮城県は8月1日時点の直近1週間の実効再生産数を「1.79」と発表しています。 宮城県によりますと、3日午後3時時点で、県内の医療機関に入院している患者は101人(前日比+3人)で、重症者は3人(前日比+0人)となっています。宮城県が確保している359床の使用率は27.9%で、重症者用45床の病床使用率は6.7%となっています。そのほかにホテル療養中が166人(前日比+9人)、自宅療養中が42人(前日比+8人)、療養先調整中が46人(前日比+2人)となっています。

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