パナ、全テスラ株売却 4000億円、電池供給は維持
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パナソニックは25日、保有していた米電気自動車(EV)大手テスラの株式を3月末までに全て売却したことを明らかにした。
テスラとの提携関係は維持し、同社のEV向け電池の供給を継続する。
売却額は約4000億円。
4月に発表した米ソフトウエア大手ブルーヨンダー買収の原資などに充てる。
パナソニックは2010年、テスラ株の約2%相当分を約24億円で取得。
新興企業だったテスラの経営安定化の狙いもあったが、役員派遣などはしていない。現在は同社の規模が大幅に拡大。
ブルーヨンダーの買収額が約7700億円に上る上、車載向け電池増産などで資金需要が高まっており、株価が上昇したテスラ株の売却に踏み切った。