カップルが手錠で4ヵ月つながれてトイレもシャワーも一緒 相手にどんな感情を抱く?
バレンタイン・デーに互いを手錠でつなぎ、どんなときも一緒に過ごすことを誓ったウクライナのカップルに、ついに手錠を外すときがやって来た。この企画は、ソーシャルメディアで公開され、多くのメディアも注目していた。
同国東部の都市ハリコフに住むアレクサンドル・クドレー(33)とヴィクトリア・プストヴィトヴァ(29)は、別れたり、よりを戻したりを繰り返しており、そのサイクルを断ち切るために手錠をかけることを決意した。 お互いを手錠でつないでいるため、どこへ行くにも一緒にいなければならない。2人は食料品の買い出しからタバコ休憩、トイレやシャワーの時間にいたるまで共に過ごしてきたと英紙「ガーディアン」は報じる。 手錠でつながれていた3ヵ月間、アレクサンドルはまつげのスタイリストであるヴィクトリアの職場にも同行していたそうだ。しかし、サロンの客が嫌がったため、仕事を辞めざるを得なくなったという。 お互いのパーソナルスペースがないことや、アレクサンドルがヴィクトリアに充分な注意を払ってくれなくなった等の理由で、この実験とカップルの恋愛は幕を閉じた。123日の時を経て手錠を外すと、別れることを決意したのだ。 ヴィクトリアは英通信社「ロイター」の取材に、「この実験は、私たちにとって良いレッスンになりました。他のどんなカップルにとっても、良い教訓になると思う」と涙ながらに語った。 また、後悔はしていないというアレクサンドルも、この企画を通して、ヴィクトリアと自分は同じ考えを持っておらず、「波長が合わない」ことがわかった、と話している。 ヴィクトリアは手錠を外した瞬間、「やったー!」と叫んだそうだ。最も恋しかったという「自由な時間」をいまは楽しんでいることだろう。
COURRiER Japon