いいことです、
==========================================
日英の孤独相、17日にオンライン会談 コロナで深刻化
/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/AGTPTY5KC5M2TLXINASSYAJCBE.jpg)
新型コロナウイルスの感染拡大で深刻化する孤独・孤立問題をめぐり、坂本哲志1億総活躍担当相は17日に英国のバラン孤独担当相とオンラインで会談を行う。坂本氏が孤独・孤立担当相として海外の閣僚と会談するのはこれが初めて。英国は2018年に世界初となる孤独担当相を設置し、先進的な取り組みを実践している。会談後は共同メッセージを発表する方向で検討しており、孤独・孤立対策の「先進国」として国際的な取り組みを日英で主導していきたい考えだ。
「会談を行う中で両国の知見を共有するとともに、協力関係を構築していきたい」。坂本氏は8日の記者会見で会談を前に意気込みを語った。
内閣官房の孤独・孤立対策担当室によると、会談は「孤独・孤立担当相」を設置した翌月の今年3月から日英両国で事務的に調整を進めてきた。坂本氏は「英国は(孤独対策の)先輩ということもあり、さまざまな情報を得ている中、あうんの呼吸で閣僚同士の会談をしようかということになった」と説明する。
英国は孤独対策を公的医療制度の中に位置付けている。医師が孤独・孤立状態にある患者に対し、ダンスや料理教室、ボランティア活動などへの参加を「医療行為」として勧めることができる。
調査会社イプソスが28カ国を対象に行ったコロナ禍における孤独への影響の調査によると、「新型コロナは心の健康に良い影響よりも悪い影響を与える」と答えた人が40%に上った。「過去6カ月間で孤独感が増した」と回答した人は41%に上った。
日本国内でも九州大が学生を対象に行った調査で、新型コロナにより「孤独感や孤立感を感じる」と答えた学生が約40%に達した。
孤独・孤立対策は、コロナ禍の影響で一層深刻化している。孤独・孤立対策担当室は日英担当相の会談について「(英国は)孤独の視点を政策に盛り込むなど(政府として)一体的な取り組みをしているので、参考にできたら」と話している