ロシアが「非友好国」選定へ…指定なら公館の職員数削減など迫る
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【モスクワ=田村雄、ベルリン=石崎伸生】
ロシア大統領府によると、プーチン大統領は23日、「非友好的な国」の選定に関する大統領令に署名し、対象国のリストを作成するよう政府に指示した。指定された国は、大使館などロシアに置く公館の職員数削減を迫られることになる。
チェコとの関係悪化が念頭にあるとみられる。
チェコは今月17日、国内で7年前に起きた弾薬庫爆発事件にロシアの情報機関が関与したとして、駐在するロシア外交官18人の追放を発表した。ロシアは18日、報復措置としてチェコ外交官20人の追放を通告していた。
ロシアの外交官を追放する動きは、
バルト3国や
スロバキア
にも広がっている。
ロシアがチェコなどを「非友好国」に指定すれば、対立が一層深まる恐れがある