【MLB】メジャー2勝目を挙げた有原航平は強打者マイク・トラウトからも2三振を奪う

配信

 

スポーツ報知

メジャー2勝目を挙げた有原航平(AP)

 

 

 

◆メジャーリーグ エンゼルス4―6レンジャーズ(19日・アナハイム=エンゼルスタジアム)

 

 

  レンジャーズの有原航平投手(28)は19日(日本時間20日)、敵地でのエンゼルス戦に先発。5回2/3を投げて2安打無失点と好投し、2勝目(1敗)を挙げた。日本ハム時代の同僚、大谷翔平投手(26)とは2度対戦し、一ゴロ併殺打と中飛に抑えた。  試合開始早々の初回無死一塁で初対決を迎えると、内角のカットボールで注文通りの一ゴロ併殺打。「強い当たりになってしまったけど、一塁手のいいプレーで2アウトを取れた。この試合の最初のアウトだったし、ホッとした」と一息ついた。  リズムに乗って無失点で迎えた4回にも再び対決。中堅後方へ大飛球を運ばれたが、中堅手のガルシアがフェンス際でジャンプ一番の好捕。「スタンドに行くな、という思いで見ていた。ああやっていいプレーをしてくれたのですごくうれしかった」とマウンド上でグラブを叩いて喜んだ。心待ちにしていた大谷との対戦を無安打で切り抜けて「スイングも速いですし、雰囲気もあるので、なんとか抑えられて良かった。同じチームでやってきた選手だし、対戦できて良かった」。普段は表情をあまり出さない有原も、柔和な笑みを浮かべた。

 

  メジャー屈指の強打者、トラウトからも2三振を奪うなど、抜群の制球力でエンゼルスの強力打線を翻弄。回を重ねるごとに低めへの変化球も切れ「(スプリットは)低めのいい高さに行けば打者も手を出してくれる。少し手応えを得ている」。降板した6回に一、二塁のピンチを招くまで、2回1死から12打者連続アウトも記録した。  ア・リーグ西地区のライバル、エンゼルスとは今後5カードが組まれるなど対戦が続く。ルーキーながら、早くも先発陣の柱とチームをけん引する右腕は「今日みたいに四球とかヒットでつながれると(イニングを)なかなか投げ切れない。そこを課題にして次は頑張りたい」。大谷、トラウトを擁する強力打線を抑えたことに満足せず、気を引き締めることを忘れなかった。

報知新聞社