宮城で161人の感染確認 感染経路不明81人 高校でクラスター 療養中患者は過去最多の1041人に
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仙台放送
感染拡大が続いている宮城県内では3月25日、新たに仙台市で101人、富谷市、岩沼市、利府町で6人、登米市、松島町、村田町で5人、大崎市で4人、東松島市で3人、石巻市、気仙沼市、塩釜市、色麻町、加美町、美里町、大衡村で2人、名取市、大和町、大河原町、川崎町、七ヶ浜町、亘理町で1人の、合わせて161人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。仙台市以外で60人の新規感染者が確認されるのは過去最多で、仙台市の101人は過去2番目に多い数です。 161人のうち81人が現時点で感染経路不明です。 年代別では、10歳未満20人、10代12人、20代27人、30代16人、40代28人、50代21人、60代17人、70代14人、80代4人、90代2人となっています。 登米市にある登米総合産業高校で、これまでに6人の感染が確認されたことから、宮城県は登米総合産業高校で新たなクラスター(感染者の集団)が発生したとしています。また、仙台市立病院では、看護師1人と救命救急センター救急科の医師1人の感染が確認されましたが、2人とも感染可能期間に出勤していないことから、通常通りの業務を続けるということです。 宮城県によりますと、25日午後3時時点で、仙台市で確認された101人を除き、県内の医療機関に入院している患者は135人で、重症者は3人となっています。241床確保されている病床の約56%が使われている状態になっていますが、そのほかにホテル療養中が371人、自宅療養中が150人、療養先調整中が385人となっていて、療養中の患者は初めて1000人を超えて、過去最多の1041人となりました。そして、仙台市は午後6時からの会見で、25日に感染が確認された101人全員が「療養先調整中」と発表しました。
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