ドイツのロックダウン、3月7日まで延長 新型コロナ変異株警戒
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新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、ロックダウンの延長を発表したメルケル独首相=2021年2月10日、AP
ドイツのメルケル首相は10日の記者会見で、
新型コロナウイルス感染拡大を防止するためのロックダウン(都市封鎖)
の期限を2月14日から3月7日まで延長すると発表した。
新規感染者数は減少傾向にあるが、当局は感染力の強い変異株への警戒を強め、延長を決めた。
メルケル氏はこれまでの対策の効果が出ていると評価する一方、「変異株(の脅威)は現実だ」と述べ、第3波への警戒を呼びかけた。
連邦政府と各州政府は10日協議し、ロックダウン延長のほか、3月1日から美容院の営業を認めることや、学校の再開は各州の判断に委ねることでも合意した。
また7日間の新規感染者数が10万人あたり35人以下の状況が安定的に続けば、商店や美術館などの閉鎖措置の緩和も段階的に進める方針を示した。
ドイツの7日間の新規感染者数は昨年12月には10万人あたり200人近かったが、
最近は68人(10日現在)まで下がっている。
【ベルリン念佛明奈