ローマ教皇、司教会議上級職に女性を初任命

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AFP=時事

 

 

バチカンでライブ配信に臨むフランシスコ教皇。バチカンメディア提供(2021年2月3日撮影、公開)。【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

 

 

【AFP=時事】

 

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis)は6日、これまでのカトリック教会の慣習を破り、シノドス(世界代表司教会議)の次官補に初めて女性を任命した。

 

 

シノドスは教義に関する重要な問題を協議する組織で、次官補は投票権を有する。

 

 

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 今回次官補に任命された2人のうちの1人、フランス人女性のナタリー・ベキャール(Nathalie Becquart)氏(52)は、2019年からシノドスの顧問を務めていた。  

 

 

シノドス事務局長のマリオ・グレック(Mario Grech)枢機卿は今回の任命について、「教会内の判断と意思決定の過程において、より多くの女性を参加させたい」という教皇の意向を表していると語った。  

 

 

 

シノドスは投票権を持つ司教と枢機卿が主導し、投票権を持たない専門家らも参加する。次回の開催は2022年の秋に予定されている。 

 

 

 フランスを拠点とするザビエール・シスターズ(Xaviere Sisters)に所属するベキャール氏は、フランスの名門ビジネススクールであるHEC経営大学院(HEC Paris)で経営学の修士号を取得し、米ボストンで学んだ経験を持つ。

 

【翻訳編集】 AFPBB News