JALスタッフ宗像大社で巫女に出向 来年11日まで

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巫女職としての研修を受ける日本航空地上スタッフら

 

 

 世界遺産「宗像・沖ノ島と関連遺産群」を構成する宗像大社(福岡県宗像市)で21日、正月に巫女(みこ)として奉仕する日本航空の地上スタッフが事前研修を受け、装束の着付けや巫女としての心得えを学んだ。 【写真】臨時巫女職としての研修を受ける日本航空地上スタッフ  巫女となるのは、福岡空港に勤務する同社の地上スタッフ31人。令和3年1月1日から11日まで、宗像大社に出向し巫女を務める。同社としては初の試み。  日本航空側は新型コロナウイルス下で空港での業務が減少し、人員に余裕が生まれた一方、宗像大社では初詣時期の「密」を避けようと巫女職への応募が減少し、シーズンの人手不足が見込まれていた。  日本航空と宗像市が平成29年に包括連携協定を締結していた縁もあり、今回の出向が決まった。  日本航空は「異業種交流で得た経験が空の旅の品質向上につながれば」と期待する。宗像大社の吉武誠礼権禰宜は「『おもてなし』を心得た即戦力。私たちにとっても勉強になる」と語った