茂木氏、モーリシャス重油流出事故で支援表明 外相会談
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アフリカ歴訪中の茂木敏充外相は13日、モーリシャスでジャグナット首相、ボダ外相と相次いで会談した。7月に大型貨物船「わかしお」座礁による重油流出事故の影響を受けた同国に対し、茂木氏は「幅広い分野でこれまでにない規模で協力する」と表明した。 日本の外相の同国訪問は初めて。茂木氏は事故現場も視察した。両外相は会談に先立ち、日本が約6億円の防災関連機材を無償供与する交換公文に署名した。 会談では、茂木氏はモーリシャスから要請があった経済回復のための300億円の円借款供与を前向きに検討する考えも伝えた。来年2月に官民合同ミッションも派遣する。 茂木氏は会談後、オンラインで記者会見し、モーリシャスなどアフリカ4カ国の訪問について「(「自由で開かれたインド太平洋」)ビジョンはアフリカでも着実に浸透しつつあると実感し、各国と連携を強化できた」と強調した。
【加藤明子】