アゼルバイジャンで戦勝パレード トルコ大統領観閲、存在誇示

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時事通信

 

 

10日、バクーで、軍事パレードを観閲するアゼルバイジャンのアリエフ大統領(左)とトルコのエルドアン大統領(AFP時事)

 

 

 【イスタンブール時事】

 

アゼルバイジャンの首都バクーで10日、アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフをめぐる紛争で実質的に勝利したことを祝う軍事パレードが行われた。  アリエフ大統領と共にトルコのエルドアン大統領が現地で観閲し、ロシアの勢力圏である旧ソ連地域でのトルコの存在拡大を誇示した。  パレードではアゼルバイジャンとトルコの兵士が行進。交戦に投入されたトルコの無人攻撃機や、アルメニアから押収した戦車も登場した。トルコのメディアによると、紛争でアゼルバイジャン兵2783人が死亡したことを踏まえ、トルコ軍は兵士2783人をバクーに派遣した。  アリエフ氏は演説で「われわれとトルコの連帯を世界に示す」と強調。エルドアン氏は「トルコとアゼルバイジャンの関係は『二つの国家、一つの民族』だ」と訴えた。  アゼルバイジャンは11月上旬までの1カ月半にわたる交戦でアルメニアを圧倒。アルメニアの占領地奪還に成功した