ローマ教皇がイラク訪問へ 来年3月、歴代初

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時事通信

フランシスコ・ローマ教皇=バチカン・メディアが2日提供(AFP時事)

 

 

 

 【パリ時事】

 

ローマ教皇庁(バチカン)は7日、フランシスコ教皇が来年3月にイラクを訪れると発表した。  

 

イラク訪問は歴代教皇で初めてで、バチカンは「歴史的な訪問になることは間違いない」と説明した。  バチカンによると、イラク政府の招待を受けた。

 

 

教皇は3月5日にローマを出発し、8日までの日程で首都バグダッドや、過激派組織「イスラム国」(IS)がかつて最大拠点とした北部モスルなどを歴訪する。  

 

 

教皇は昨年6月、イラクを2020年中に訪れる意向を表明。「宗教を含む、社会を構成するすべての人々と共に公益を追求したい」と強調した。

 

ただ、新型コロナウイルスの世界的流行により見合わせていた。  ローマ教皇のイラク訪問をめぐっては、故ヨハネ・パウロ2世が1999年に計画したが、「当時のサダム・フセイン政権からの妨害」(バチカン)で断念した