米入院患者10万人超す コロナ

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産経新聞

 【ワシントン=住井亨介】

 

米国での新型コロナウイルス感染状況を分析している「COVIDトラッキング・プロジェクト」によると、米国での入院患者が2日、初めて10万人を超えた。

 

 

米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、1日当たりの新規感染者は同日20万人超となった。  

 

同プロジェクトによると、入院患者数は4月、7月のピーク時(6万人弱)を上回っており、集中治療室(ICU)で治療を受けているのは1万9369人。人工呼吸器の使用者も6855人に上っている。  

 

 

米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、累計感染者数は1390万人超で1400万人が目前に迫っている。死者数は約27万3000人で、いずれも世界最多となっている。  

 

米疾病予防管理センター(CDC)のレッドフィールド所長は2日、米国商工会議所のイベントで「12月、1月、2月は、わが国の公衆衛生史上、最も困難な時期になる」と述べた。 

 

 感謝祭(11月26日)からクリスマス(12月25日)にかけての休暇シーズンには、例年多くの人々の移動が激しくなることから、さらなる感染拡大が懸念されている