約10年間で36億円集金か・FX取引の投資名目で金をだまし取た疑いで男女5人逮捕
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高配当を約束し、外国為替証拠金取引、いわゆるFXへの投資名目で多額の出資金をだまし取った疑いで、県内の男女5人が逮捕されました。 およそ10年間で、集めた金は36億円に上るということです。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、千曲市生萱の自称個人投資家・関澤里志容疑者43歳、上田市浦野の自称会社員・酒井陽介容疑者46歳ら男女5人です。 調べによりますと、関澤容疑者らはおととし6月頃から佐久市の50代の女性に対し、「今なら3か月で2倍になります」などとうそをつき、FX取引への投資を名目に総額780万円をだまし取った疑いが持たれています。 5人は関澤容疑者が実質的に経営していた長野市の「SFP相談事務所」に所属し、FX取引での資産運用を名目に出資を募っていましたが、当初から利益は出ておらず、詐欺目的で運営していたものと見られています。 警察によりますと関澤容疑者を中心に会社を設立する前の2010年ごろから詐欺を繰り返していて、去年までのおよそ10年間で集めた金は36億円に上るとみられます。 5人は一部はFX取引に運用していたものの、大半はギャンブルなどに使っていたということです。 被害者は全国で600人以上になると見られ、調べに対し5人は「金を借りただけ」「だましたつもりはない」などといずれも容疑を否認しているということです。 警察が経緯を調べています。