トランプ米大統領を支持する木村太郎氏がネット民から称賛されるワケ〈週刊朝日〉
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大統領選の開票作業が続く米ペンシルベニア州フィラデルフィアで、警官隊を挟んでにらみ合うトランプ大統領の支持者(左)と、バイデン氏の支持者ら(C)朝日新聞
共和党のドナルド・トランプ大統領(74)と民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)が大接戦を展開している米国の大統領選。連日コメンテーターとして多くのニュース、情報番組に出演し、発言が注目されているのがジャーナリストの木村太郎氏だ。 【この記事の写真の続きはこちら】
2016年の前回大統領選で、多くのメディアが民主党のヒラリー・クリントン氏の勝利を予想する中、木村氏はトランプ氏の当選を予想して的中させた。 今回の大統領選でも、直前にトランプ大統領の再選を予想。11月1日の「日曜報 THE PRIME」(フジテレビ系)に出演した際は、 「今の世論調査、相当競ってきてますしね、競ってきてるってことは4年前を思い出してください。4年前は競ってるって言って、クリントンさんが負けたんですよ。僕は同じシナリオ、デジャブだと思います」 と分析。世論調査によって結果に大きな違いがあるとして、「そんなものを一緒にした平均値なんて信用できない」と断じ、「僕はトランプが勝つと思っています」と語った。 トランプ大統領の政治手腕も高く評価している。5日放送の「バイキングMORE」(フジテレビ系)に出演した際には、トランプ大統領の4年間を「200点」と評価した上で、「ノーベル平和賞候補×2」と書いたフリップを披露。 「トランプってこわもてなので、戦争好きみたいに思われているんですよ。アメリカの大統領で一番、平和主義者なんですよ。新しい戦争を始めなかった唯一の大統領だと言われている。米軍をどんどん呼び返しているわけ。国際的に見るとね、彼は非常に世界平和に貢献してる」 とその理由を熱弁した。 ネット上では、木村氏に賛同する声が多い。 「米国も日本もマスコミの世論調査は当てにならない。前回も偏向報道でクリントンが当選すると言われていたけど、トランプが大統領になった。木村さんの発言は説得力があるし、トランプ大統領は非常に良いリーダーだと思う」
殺人だ。戦争とも違う。人類は民主主義は負けた相手を殺さない。これがルールだし知恵。木村太郎氏も名誉ある撤退をすべきじゃないのか」 「木村さん、もう苦しいよ。これじゃあただのトランプ応援団。4年前はすごいと思ったけど、このごろの発言はジャーナリストでなく、ただの妄言。自分もバイデンよりトランプのほうが好きだけど、敗北を認めるのは民主主義だよ」 などの批判の声が。 バイデン前副大統領が当選に必要な過半数の選挙人を獲得しても、トランプ陣営が法廷闘争を拡大し、法的な争いが長引く可能性もある。泥沼化する事態を危惧する声は多いが、木村氏は最後までトランプ大統領のやり方を支持するのだろうか。(春日哲也) ※週刊朝日オンライン限定記事