ワクチンの副反応にはどんなものがあるの?
昔あった重大な副反応長いワクチンの歴史の中で、問題が起こったこともあります。ワクチンの初期の時代は、ポリオウイルスを弱めるのに失敗してポリオが起こってしまったとか、ジフテリアの毒素の無毒化がうまくいかなかったなどの問題が起こりました。それ以後は検査体制の強化などで、製造過程でのこのような重大な不具合は起こっていません。
1970年以降では、米国の豚インフルエンザワクチン(豚のインフルエンザウイルスを使って製造したワクチン)で、一時的な手足のまひなどが自然に起こるギランバレー症候群の割合が数倍高くなったことがあります。またこれも一時的なものですが、スイスの鼻の中に噴霧する不活化インフルエンザワクチンを使用した時に、顔面神経まひが同じく数倍起こったことがありました。
日本では、ワクチンの安定剤として使用されていたゼラチン(食べ物のゼラチン)がゼラチンアレルギーを誘発して、死亡者を出したこともありました。そのため今はゼラチンを使用していません。
これらの問題も、政府や医師が常にワクチンに関心を持って、よく調査され続けているからこそわかったことです。現在使われているワクチンは、長い歴史があり、世界中で多くの子どもたちに使用されてきて、安全性が確認されているものです。安心して接種してください。
https://www.know-vpd.jp/vc/vc_safe02.htm
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米J&J、コロナワクチン治験中断 参加者が原因不明の病気
配信
【ニューヨーク時事】米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は12日、新型コロナウイルスワクチンの全ての臨床試験(治験)を一時停止したと発表した。 治験参加者が原因不明の病気になったのが理由だが、症状など具体的な情報は明らかにしていない。 新型コロナワクチンをめぐっては、英アストラゼネカも9月、副作用の疑いがあるとして、世界的な治験中断に一時追い込まれた。アストラゼネカは、安全性が確認されたとして既に治験を再開したが、J&Jの治験中断がどの程度続くかは現段階では不明。 J&Jは声明で「この治験参加者の病気についての研究を進めている。追加情報を共有する前に全ての事実を把握することが重要」と強調した。 同社は9月、新型コロナワクチンの治験の最終段階に当たる第3相試験に着手したと発表。最大6万人を対象に安全性や有効性を確認するとしていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c22aaf92ea3d67dc663675c7fae11ac7a7d13ea7