トランプ氏窮地、選挙参謀や党幹部も感染-選挙戦不利も身動き取れず

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Bloomberg

 

 

 

 

 

 

 

Donald Trump exits Marine One while arriving at Walter Reed National Military Medical Center in Bethesda, Maryland, on Oct. 2.

 

 

 

 

 

(ブルームバーグ):

 

 

 

 

 

  トランプ米大統領の再選キャンペーンが苦境に陥っている。候補者本人ばかりでなく、選挙参謀や党幹部も新型コロナウイルスに感染し、活動ができない。トランプ氏は世論調査でも資金集めでも民主党候補のバイデン前副大統領に後れを取り、 2016年の勝利の原動力となった騒がしい集会もいつ再開できるか分からない。

 

 

 

 

バイデン氏のリード14ポイントに拡大-米大統領選討論会後の調査

トランプ氏の動静は各メディアが毎日トップニュースで伝えているが、望んだような内容ではない。同氏は自身の1期目の歴史から新型コロナを消していしまいたいと望んだのに、今や自らを取り巻く話題はコロナ一色だ。

 

 

 

トランプ氏自身は検査で陽性となった後、2日にウォルター・リード米軍医療センターに入院。選挙戦で最も重要な役割を担う選挙対策本部長のビル・ステピエン氏と共和党全国委員会のマクダニエル委員長も感染。大統領のディベートコーチを務めたクリスティー前ニュージャージー州知事のほか、エイミー・コニー・バレット氏の最高裁判所判事指名承認に必要な共和党上院議員数人も陽性になった。

 

 

 

 

 

 

ホワイトハウス集団感染、判事指名発表行事で-前NJ州知事も入院

 

共和党ストラテジストでトランプ氏の支援団体を率いるエド・ローリンズ氏は、政治的災厄の繰り返しで「選挙戦の最終盤に大きな懸念が生じているのは間違いない。

 

世論調査でも資金調達でも大統領が後じんを拝している中でのことだ」と発言。新型コロナで活動できなくなった陣営の幹部らは「ディシジョンメーカーであり、本来なら投票日が近付くほどに忙しくなる人々だ」と指摘した。

 

 

 

16年にテッド・クルーズ上院議員の大統領選選挙運動に関与した共和党ストラテジストのクリス・ウィルソン氏も、「もちろん有害だ。彼らが皆軽症だとしても、事態が良くないことを示し、陣営がニュースイベントに対し迅速に反応することが難しくなる」と話した

 

 

 

 

 

 

 

原題:Trump Campaign Hobbled by Virus as Biden Starts to Pull Away(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Mario Parker

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/251f0a52b851c889237e5362c2182ecbeb5073e1?page=2