アルメニア

 

 

 

 

 

1人あたりのGDPは3,173ドルで、南コーカサス3国の中ではもっとも低い

 

 

アルメニアの賃金は安いため、就労年齢に達した男性は、国外、特にアルメニアの3倍の賃金を得られるロシアに、季節労働者として出稼ぎに行くことが多い。アルメニア人男性の9割が職を求めて外国に出ていく。就労先の国で家庭を持つ男性も多く、そのためアルメニアは人口が減っており、1991年のソ連崩壊時に350万人だった人口は2017年時点で290万人となっている[11][12]

宗教

宗教では、非カルケドン派のひとつであるアルメニア教会の信者が大部分を占める。ほかにギリシャ正教カトリックの信徒がいる。301年に世界で初めてキリスト教を国教化したことで有名。

 

アララト山はトルコ領となるが、1991年のソ連解体によって独立したアルメニア共和国はこのトルコとソ連によって引かれた国境を承認していない

 

 

アルメニアから見たアララト山、手前はトルコ国境付近にある修道院 (Khor Virap)

 

 

 

アルメニアの首都エレバン市内から見たアララト山

 

 

 

 

 

 

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トルコ国内から見たアララト山

 

 

 

 

 

 

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ナヒチェヴァン自治共和国アゼルバイジャンの飛び地)から見たアララト山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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アゼルバイジャン

宗教的にはアゼリー人を含めたムスリム(イスラム教徒)が95%

シーア派85%、スンニー派15%)と圧倒的に優勢

一人当たりのGDPは5,739ドル

 

 

 

 

最高地点はバザルドュズ山 (海抜4466m)

 

 

南にアゼルバイジャンの飛地である自治共和国ナヒチェヴァン自治共和国

 

 

 

領土内にアゼリー人居住地に囲まれているものの、

アルメニア人が多数居住する西部のナゴルノ・カラバフ地方は、

事実上独立した状態となっている

 

 

 

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アルメニアとアゼルバイジャン、戦闘で互いを非難 23人死亡

配信

 

 

 

AFP=時事

 

 

 

 

 

 

アルメニア人の分離独立派とアゼルバイジャン軍との戦闘で破壊されたアゼルバイジャン軍の戦車を捉えたとされる映像の抜粋。アルメニア国防省の公式ウェブサイトより(2020年9月27日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

 

 

 

【AFP=時事】

 

 

旧ソ連のアルメニアとアゼルバイジャンの係争地ナゴルノカラバフ(Nagorny Karabakh)で27日に起きた戦闘で、両国は互いに、最初の攻撃を仕掛けてきたのは相手側だと非難した。戦闘により少なくとも23人の死亡が発表されており、同地域に影響力を持つロシアとトルコを引き込む恐れがある。 

 

 

 

 

【図解】両国の係争地、ナゴルノカラバフの位置を示した地図  

 

 

 

 

アルメニアとアゼルバイジャンはナゴルノカラバフの帰属をめぐり数十年にわたり対立を続け、長年のライバルとされてきた。

 

 

アルメニアの支援を受けるナゴルノカラバフで起きた今回の戦闘は、約110人が死亡した2016年以降最悪の軍事衝突となり、新たな紛争の懸念が高まっている。  

 

 

アルメニア当局によると分離独立派のアルメニア兵16人が死亡し、戦闘により100人以上が負傷した。アルメニア、アゼルバイジャンの双方がアルメニア人の女性と子どもが死亡したと発表。

 

 

アゼルバイジャン政府は、アルメニアの分離独立派が発した砲撃により、アゼルバイジャンの5人家族が死亡したと発表した。  

 

 

戦闘を受けフランス、ドイツ、欧州連合(EU)はすぐに「即時停戦」を要求し、フランシスコ教

 

 

皇(Pope Francis)は平和への祈りを捧げた。

 

ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領はアルメニアのニコル・パシニャン(Nikol Pashinyan)首相と軍事衝突の再燃について協議し、

「敵対行為の停止」を要求。

 

 

ロシア政府は、「ロシア側は大規模な衝突の再開に深刻な懸念を示した」と述べた。  

 

 

しかし、アゼルバイジャンの同盟国であるトルコは、

 

今回の戦闘の責任はアルメニア側にあるとし、アゼルバイジャン政府への「全面的な支援」を約束した。

 

 

トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領はツイッター(Twitter)に「トルコ国民はこれまで通り、アゼルバイジャンのきょうだいたちをあらゆる手段により支援する」と述べた。  

 

 

アゼルバイジャンはアルメニアが停戦協定に違反したと主張し、

「国民の安全を確保するため」戦車や大砲ミサイル、戦闘機、ドローン(無人機)を使った反撃を行ったと述べた。

 

 

アゼルバイジャンはまた戒厳令を宣言し、

大都市の夜間外出禁止を発令。

 

ナゴルノカラバフとアルメニア政府間の通信管理において戦略上重要な山をアルメニア兵から占拠したと発表した。

 

 

【翻訳編集】 AFPBB News