早朝の海岸を散歩していたら、衰弱したアカウミガメが 生きた個体は6年ぶり 明石
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明石市での確認は6年ぶりとなる生きたアカウミガメ=明石市大久保町江井島
4日午前6時45分ごろ、兵庫県明石市大久保町江井島の江井島海岸で、
散歩中だった近くの男性(71)が、
国のレッドデータなどで絶滅危惧種に指定されている
アカウミガメが打ち上げられているのを見つけ、明石市に連絡した。
同市によると、産卵はしていないが、
生きた個体が市内の海岸で確認されたのは2014年以来6年ぶりという。
見つかったアカウミガメは体長約1メートル、
甲羅の長さ約80センチで、
雌雄は不明。
大人ではなく、若い個体という。
かなり衰弱しており、
神戸市立須磨海浜水族園で保護し、点滴などで治療する方針。
研究者らでつくるNPO法人「日本ウミガメ協議会」(大阪府)の石原孝さん(39)によると、
目立った外傷がなくやせていないことから、
船との衝突や病気の可能性は低いといい、
何らかのアクシデントでおぼれたとみられるという。
(長沢伸一)