水卜麻美アナは超能力者?
「独立断念」、
フリーアナ全滅を完全予言!?
9月4日(金) 8:00
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新型コロナウイルスの影響で、国内外の経済が大きく停滞を続けている。それはテレビ業界も同様だ。
8月6日、在京民放キー局5社の2020年4~6月期の決算が出そろい、最終利益の落ち込みが最大だったのはフジ・メディアHDで、前年同期比90.6%減の20億円。日本テレビHDは81.7%減の15億円となった。
「コロナ不況により、テレビ業界も大きな変革期を迎えつつあります。各局は今後、番組予算を削減するために長年続くような番組でも打ち切ったり、高額ギャラのタレントを番組からリストラするなど、徹底的な改革に乗り出すと見られます。そんな中、言われているのが“フリー女子アナの全滅”なんです。
テレビ各局ではフリーアナウンサーやキャスターに予算を割く余裕なんてありません。特に帯番組ともなれば、仮に1回の出演料が20万円だとしても、月曜から金曜までの5日間で100万円、1か月だと400万円、1年だと約5000万円の予算が必要になってきますからね」(制作会社関係者)
■『グッディ』は打ち切りに
9月末での打ち切りが発表されている『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)については、年間のギャラが1億円とも言われた安藤優子(61)のギャラの高さも、番組終了の大きな要因になったという報道もある。
ここ数年、多くの女子アナがテレビ局を退社してフリーに転身している。元日本テレビの夏目三久(36)は『真相報道 バンキシャ!』(日本テレビ系)と『あさチャン!』(TBS系)に出演しているほか、元フジテレビの加藤綾子(35)は『Live News it!』(フジテレビ系)に出演中。
また、元テレビ朝日の小川彩佳(35)は現在産休中だが、昨年6月より『news23』(TBS系)のメインキャスターに就任している。
■有働由美子レベルじゃないとクビ……
「タレントキャスターで言えば、『Nスタ』(TBS系)に出演中のホラン千秋(31)などもいますが、今現在キャスターとして活躍している元女子アナたちが各局の“リストラ候補の筆頭”に挙がっているというんです。
元テレビ朝日の竹内由恵(34)もここ最近、バラエティ番組への露出を増やしていますし、ラジオ番組もスタートしました。また、元テレビ東京の鷲見玲奈(30)も今年4月にフリーに転身していますが、彼女たちが“キャスター業をやりたい”と言っても、仕事はもはやありません。
元NHKの有働由美子(51)レベルの実力、知名度がないと、テレビ局はフリー女子アナをキャスターとして使わないとも言われているほどです。『news zero』(日本テレビ系)は“有働アナありき”の番組で、視聴率も好調を維持していますからね」(前出の制作会社関係者)
■コロナを予見していた!?
コロナ禍の到来とともに、フリー女子アナにとっても厳しい時代が訪れつつあるようだ。しかしただ1人、この事態を見越していたかのように見事な立ち回りを見せた人物がいるという。
「日テレの水卜麻美アナ(34)ですよ。彼女にはかねてからフリー転身の話がついて回っていました。ところが昨年ぐらいから、フリー転身ではなく日テレ社内での出世を目指す方針を固めたと関係者の間ではささやかれていたんです」(民放キー局ディレクター)
実際に、2019年5月20日、日本テレビの定期人事異動が発表され、水卜アナは「アナウンス部副主任」に昇進している。
「今後も異例のスピードで昇進していくのではないかといわれています。水卜アナは局を代表する人気者ですから、上層部としても辞められては困る。そのため、日テレとしても彼女を重用して、どんどん出世させていくという話なんです。
一部では40代で取締役に、いずれは日テレ社長の席も狙えるとも……。テレビ朝日の大下容子アナ(50)も6月26日付の人事で役員待遇に昇進しましたから、水卜アナが40代で取締役になるというのも現実的になくはないでしょう」(前同)
■水卜アナは「恐ろしい」
8月22日から23日にかけて、『24時間テレビ43 愛は地球を救う』(日本テレビ系)が放送された。
同番組で2014年の放送以来、羽鳥慎一(49)とともに総合司会を務めている水卜アナは、『24時間テレビ』放送翌日の24日、いつもと変わることなく『スッキリ』(日本テレビ系)に出演。
ネットには「水卜ちゃん休ませてあげて……」「今日くらいは代打を立てても良かったのでは?」と、水卜アナを心配する声も上がった。
「昨年の『24時間テレビ』では、局アナでありながらチャリテイーマラソンのランナーを務めましたが、日テレ上層部としてもこれだけ局に多大に貢献している彼女の働きを無下にはできませんよね。
さすがに、このコロナ不況を見越してはいなかったでしょうが、まるでフリー女子アナに需要がなくなるのを予見していたかのように、独立することを踏みとどまったと。水卜アナは日テレに残ったほうが得策と判断して、与えられた以上の働きを見せている。近い関係者の間でも“水卜アナは頭がキレすぎて恐ろしい”という声も上がっていますよ」(前出の民放キー局ディレクター)
■田中みな実&宇賀なつみは女優・タレントへ
田中みな実(33)は、元TBSアナウンサーでありながら、現在に至るまで目覚ましい活躍を続けている。
「元女子アナで今後生き残っていくためには、キャスターではなく、田中のように女優やタレントに転身していく必要があります。田中はTBS在籍時から大物タレントとの人脈を作っていて、つい最近、広末涼子(40)らが所属する女優系の芸能事務所に移籍しました。今後はより、女優としての仕事を増やしていくのではないでしょうか。
そしてもう1人、今後も変わらず成功していくであろう元女子アナというのが宇賀なつみ(34)です。彼女もキャスターというよりは『川柳居酒屋なつみ』(テレビ朝日系)など、タレントとして活動していますよね」(前出の民放キー局ディレクター)
■宇賀は“会長案件”
テレビ朝日の早河洋会長も宇賀にほれ込んでいるという報道もある。
「早河会長が認めているというのが、役員待遇に昇進した大下アナ、『報道ステーション』でMCを務める徳永有美(45)、そして宇賀の3人で、それぞれ会長室に1人で入っていけるような“会長案件”なんです。だからこそ、フリー転身直後に冠番組『川柳居酒屋なつみ』がスタートしたとも言われています。
フリーの女子アナにはもうキャスターの仕事が回ってこない。そのため今後、女子アナはタレント化して、単発で番組に呼ばれるような存在になっていくと見られています。水卜アナは見事な判断で局に残りましたが、彼女を見習って、安易にフリーになる女子アナが減っていくのではないでしょうか」(前出の民放キー局ディレクター)
水卜アナの成功例をお手本に、“辞めない女子アナ”が増えていく!?