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駆け引きなしに、
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先住権の確認求める初の裁判 アイヌ民族の団体がサケの漁業権があることの確認求めて国と道を提訴
配信
先住民族が持っている漁業権、サケを捕獲する権利がなぜ認められないのか。アイヌ民族の団体が17日、札幌地裁に訴えを起こしました。 訴えを起こしたのは十勝の浦幌町のアイヌ民族の団体「ラポロアイヌネイション」です。原告団はかつて、十勝川から分かれる浦幌十勝川の流域に住んでいたアイヌの子孫です。原告らがつくるアイヌの地域集団には先住権に基づくサケを捕獲する権利があり、日本の法律などの規制を受けないことの確認を国と道に求めています。ラポロアイヌネイションの長根弘喜会長は「アイヌの漁業権があるといういうのをはっきりさせて、自分たちの手で堂々とサケを捕獲したい」とコメントしました。 原告は、自分たちがアイヌの地域集団として、先祖から漁業などの先住権を引き継いでいると主張しています。差間正樹名誉会長は「アイヌ新法ではサケの捕獲権、その他については詳しく触れられていないので、あえて私たちがその点について主張していく」と提訴に至った経緯を述べました。 先住権は、先住民族の個々人ではなく、集団に与えられる権利とされています。弁護団によりますと国は、「コタンの集落はすでに消滅していて、いまは存在しない。つまり、地域の集団に与えられるサケ漁などの先住権も認められない」という考えだということです。 現在、道は伝統儀式のためのサケの捕獲については、事前申請で認めていますが、売買は認めていません。原告団は浦幌十勝川の河口からおよそ4キロでサケを捕獲して売買し、アイヌの経済的自立を目指すとしています。 訴えに対し国と道は「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。
HTB北海道テレビ
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8e6ea938fa22a128601ffbf571d12ea3e64e498