お金と、
”十分な人数と質の人””
がいれば、できます。
大成功した企業・会社は、
本当に、理想に、一歩一歩、近づけることが可能です。
人生は、
結婚生活とも似ております。
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20年後、
PCの世界で
Mac と、Windowsが、どのくらいのシェアを取るのか?
楽しみです!
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話は飛びますが、
厳しい現状の中で、
アメリカのスマホ会社を売りに出したり、
多くの投資先企業が、赤字や倒産すれすれなどで、
良いニュースのない、孫さんですが、
(もちろん、孫さんは、数年以上前から、情報は入っておるでしょうが)
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「久々に、孫さん、少し良いニュースですね!」
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アップルがMacを「自社CPU」に切り替えるワケ
配信
独自開発のプロセッサー「シリコン」への移行をアナウンスしたアップルのティム・クックCEO(画像:アップル公式YouTubeより)
アップルは6月22日、同社製品の中で最も伝統的な製品ジャンルであるMacに搭載するプロセッサーを、アメリカ・インテル製から自社製へと順次切り替えると発表した。
同社CEOティム・クック氏は「年内にも自社製プロセッサー搭載のMacを発売する」としているが、さらに驚かせたのは移行にかかる期間が2年という点だ。
Macには高性能な映像クリエイター向けなど幅広いラインナップがあり、性能の幅が極めて広い。
自社製プロセッサーはiPhoneやiPadでも使われる
英ARMが設計するCPUを元にしており、
そこに独自の機械学習、グラフィックス、イメージ処理などの回路を統合したものになる。このためiPhoneやiPadと同じアプリを、新しいMacの上では動作させることが可能となる。
移行にはいくつかの技術的なハードルがあるが、アップルは数年をかけて、1つずつハードルを取り外し、また乗り越えるためのハードルを下げてきた。今回のCPUアーキテクチャーの移行は、アップルの事業基盤を強化するものになるかもしれない。
■iPhoneがもたらすルールチェンジ Macはクリエイター向けを中心に一定のユーザー層を確保しているが、
ウェブブラウザーなどのアクセス統計から読み取るかぎり、
市場での占有率は10%程度と見られる。
“パソコン”という枠組みで見た場合、Macの存在感が現在以上に大きくなっていくことはないだろう。
しかしiPhone、iPadと同様に
独自開発のプロセッサーを採用すれば、
そうした序列を破って急伸することも不可能ではない。
アップルが大きなシェアを持ち、市場での支配力も高いiPhoneのスケールメリットを生かすことができるからだ。
かつてインテル製プロセッサーは圧倒的に性能が高く、過去のソフトウェア資産と相まってパソコンというジャンルでは圧倒的な強さを誇っていた。
しかし、電力当たりの性能が高くなければ性能を上げにくい昨今のトレンドの中では、
むしろ過去との互換性を重視せねばならないことが足かせになっている
一方、アップルはこれまでにiPhoneを自社設計のプロセッサーへと切り替え、
さらにはiPad向けにも展開。
その数は20億個に達している。
その性能は高く、iPad Pro向けに開発されたA12Z Bionicはモバイルコンピュータとしては、最も高いパフォーマンスを誇る。
Macが独自設計のプロセッサーに切り替われば、
インテルの開発・出荷ペースに依存せず、
製品とプロセッサーをセットで開発することが可能になる。
例えばiPhoneではカメラの画質を高めるため、機械学習処理の得意なプロセッサーや高性能の信号処理プロセッサーを搭載し、基本ソフトのiOSがそれを使いこなすことで価値を高めている。
Macだけでそうした商品の作り込みを行うことは不可能だが、
iPhone向けに開発するプロセッサーの設計、
知見を生かせばMacを自社のコントロール下に置ける。
その結果、Macは性能、機能、ハードウェア設計などの面でアドバンテージを得られる。
■iPhoneからMacまで「一貫した操作性」が提供可能に
前述したようにiPhone、iPad向けに開発されたアプリは、そのまま独自プロセッサー版のmacOSで動作可能になる。
アップルは開発者に移行ツールを提供。
わずかな作業と手間で(ティム・クック氏によれば数日で)、新しいアップル製プロセッサー向けのプログラムを作成できるという。
アップルはこの発表で、
マイクロソフトのOffice、
アドビのLightroom、Photoshopといったアプリケーションが、
アップル製プロセッサーで動作するデモを披露。
既存のインテルプロセッサー搭載Mac向けのアプリケーションも、そのままで動作させることもできる。
またアップル製プロセッサーが内包する機能を積極的に用いれば、さらに高い性能を持たせることが可能だ。
アップルが提供しているMac用アプリケーションは、動画編集ソフトのFinal Cut Proや音楽作成ソフトのLogic Proも含め、すべて新しいアップル製プロセッサーで動作するよう書き換え済みだという。
しかし、Mac向けにプロセッサーを独自開発する最大の利点は、
iPhone、iPad向けの開発者が容易にMac向けの開発も行えるようになることだ。
数年にわたってアップルはMac用アプリケーションのデザイン要素をiOS/iPad OSに近づけており、今年秋にリリース予定の新バージョン
「Big Sur」では、iPad OSと見た目のディテールが大きく接近したほか、
細かな操作感も近づけられている
そのうえ、プロセッサーの基本構成まで同じならば、iPhoneやiPad向けに内蔵する機械学習処理向けプロセッサーやグラフィック処理プロセッサーを活用した開発成果を、そのままMacでも利用可能になる。
アップルは数年前から、この移行計画を進めていた。2年前にはiPhone向けに開発したアプリをMac向けに変換するための仕組みを発表。一方、iOSでファイルアプリ、iPad OSではトラックパッドに対応するなど、iPhoneやiPadがMac側に歩み寄る動きも重ねていた。
アップルは自社開発プロセッサーとすることで、独自性の高い製品開発が行える利点がある。ではそんなMac向けにアプリケーションを提供する開発者、そしてエンドユーザーにとっての利点とはなんだろうか。
今回の計画がうまく進めば、iPhone向けにアプリケーションを書くだけで、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TVへとシームレスに商圏を広げていくことができる。
消費者にとっても、あらゆる場面にフィットするデバイスが境目なくつながることで、複数デバイスを“使い分ける”ノウハウが必要なくなるだろう。
エコシステムを構成する3者がそれぞれにメリットを享受できる計画が目論見通りに実現すれば、“パーソナルコンピュータ”のジャンルでも、ルールチェンジ、イノベーションをもたらせるかもしれない。
本田 雅一 :ITジャーナリスト
https://news.yahoo.co.jp/articles/56873a6e8a92fce5c6c1b7fa08ddd5e3fd6dba2e?page=3