転載です。
https://news.ameba.jp/entry/20200618-702/
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マスクのせいでナンパが増えた?若見えするのか、自粛の反動か…
6月18日(木) 15:06
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季節はそろそろ夏になりますが、今年は新型コロナの影響でマスクを着けなくてはならない状況が続いています。
マスクを着けていると「メイクをそんなにしなくてもいいからラク」という声が上がる一方で、「最近、マスクのせいかナンパが増えたかも……」という女性が筆者の周りでけっこういるのです。
マスク着用によってナンパが増えるとは、どういうことなのでしょうか? 大阪でOLとして働くサトミさん(仮名・30歳)に話を聞いてみました。
◆マスクで若見えする→ナンパが増えた!?
「私の会社は大阪の難波駅から徒歩10分くらいの場所にあるのですが、緊急事態宣言が解除されて出社するようになってから、やたらナンパが増えた気がするんですよね。私はもともとナンパとかされるタイプじゃなくて、これまでも仕事後に駅まで繁華街を通って帰っていても男性に声を掛けられることはありませんでした。
それが、最近では『お姉さん、かわいいね!』とか『飲みに行こうよ!』とか、夕方18時くらいなのに、やたら声を掛けられるように。しかも、相手はどうやら酔っ払っているようで、この前はいきなり肩を組まれてビックリして逃げちゃいましたよ……」
コロナ前に比べると、ここ最近は仕事帰りに必ずと言っていいほど男性に声を掛けられるようになったというサトミさん。「マスクをしているから2割増しくらいで見えているのかも」と話します。
◆SNS上にも「久々にナンパされた」の声
マスクでナンパが増えたってホントなの?と思って人々のSNSを見てみると、ツイッター上では
「この歳でナンパされた…あっ!!マスクしてるからか~」
「久しぶりにナンパされた。マスクマジック?」
「学生にナンパされる。ごめん30歳なんだけど…マスクって偉大ね」
といった投稿が、この2日間だけでも結構な数、見つかったのです。
女子SPA!執筆陣の藍川じゅんさんも、6月14日にこう投稿しています。
<大変ありがたいことに今正面から歩いてきた男性に「ナンパとかじゃないんですけどタイプだったから声かけちゃいました!」って話しかけられたんですが、このマスクの下には乾いた大地を引き裂くような大きく深いほうれい線が刻まれているのを知っての所業か小僧…>
たしかに、女性の年齢が表れる「ほうれい線、頬のたるみ、下がった口角」の三重苦が、マスクで丸ごと隠れ、ナンパ対象年齢に若見えするから、ということなのかも。
ですが、緊急事態宣言前からマスクをしている人は多かったのに、なぜ最近になってナンパが増えたのでしょうか?
◆ナンパの増加は“気のゆるみ”?
「緊急事態宣言前はみんなピリピリしていて、大阪名物グリコの看板前に人がたむろしていても、みんなそこまで、はしゃいでいる様子はありませんでした。たぶん、今は自粛が解除されたことによって気の緩みが出ているのかもしれませんね」
さらに、18時という早い時間帯からナンパをされる理由についてはこう話します。
「最近、ミナミでも夜は以前と比べ物にならないほど人通りが減ったので、早い時間から開けている飲み屋が増えたみたいです。なので、18時頃にはすっかりできあがってしまって、ナンパに興じているのかも。
男性側もマスクをしているので顔がそんなに見えないと思って、つい大胆な行動に出ちゃう人も多いのかもしれないですね。迷惑行為とまでは行かないけれど、通りすがりの女の子に手当り次第、声を掛けたりしている人も見ますね。そんな私も『カワイイ』と言われて悪い気はしないんですが……(笑)」
◆「ナンパ禁止の張り紙も検討中」というバーも
意外とまんざらでもなさそうなサトミさんですが、コロナやマスクの影響でナンパが増えたというのは本当なのでしょうか? 大阪ミナミのスタンディングバーの男性店員がこんな話をしてくれました。
「うちはここ数年、外国人観光客が多かったので、旅行客同士が仲良くなることはあっても、ナンパはそこまで多くなかったんです。でも、ここ最近は日本人のお客さんしか来なくなってしまったので、早い時間から飲んで酔っ払ったお客さんが女の子に声を掛けているのをよく見るようになりました」
この男性店員は、増加するナンパに対策を打つことも検討中だとか。
「この前も、3人組の酔っぱらいが常連客の女性にずっと話しかけていていました。その女性は嫌な顔せず対処していたけれど、なかにはナンパを嫌がるお客さんもいます。もし、あまりにもナンパが増えて女性客からクレームが来たら『ナンパ禁止』の張り紙をすることも検討しています。
ナンパOKにしたり、出会えるという噂が広まると男性客が見境なく声かけちゃうんですよ。知り合いの立ち飲み屋もそれで『ナンパ禁止』の張り紙をしたと言っていましたからね」
新型コロナウイルスについてはまだ油断できない状況ではあるものの、長い自粛から解除され、やや開放的な雰囲気になっているのかもしれません。「まんざらじゃない」という女性もいますが、しつこいナンパ行為は考えものですよね。
<取材・文/カワノアユミ>
【カワノアユミ】
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。裏モノ・夜ネタを主に執筆。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。ツイッターアカウントは@ayumikawano