米チェサピーク、早ければ今週にも破産法の適用申請=関係筋

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ロイター

 6月15日、複数の関係筋によると、米石油・ガス生産大手チェサピーク・エナジーは、早ければ今週にも破産法の適用を申請する準備を進めている。写真はオクラホマ州 で2012年4月撮影(2020年 ロイター/Steve Sisney)

 

 

 

 

 

 

[ニューヨーク 15日 ロイター]

 

 - 複数の関係筋によると、米石油・ガス生産大手チェサピーク・エナジー<CHK.N>は、早ければ今週にも破産法の適用を申請する準備を進めている。 新型コロナウイルスの流行を受けたエネルギー市場の混乱が背景。 関係筋によると、同社は現在、連邦破産法11条の適用下で業務を継続するため、9億ドル前後の事業再生融資(DIPファイナンス)について最終段階の交渉を行っている。 既存の債務の一部を事業再生融資に転換し、事業再生融資の総額を20億ドル近くとすることについても、債権者と協議を進めているという。 同社は90億ドル以上の債務を抱えている。 関係筋によると、同社は破産法の適用下から脱却するため、債権者から資本注入を受けることも目指している。 同社は債権者との交渉を終え、早ければ18日にも破産法の適用を申請する計画。交渉の進展具合によっては、破産法の適用申請が来週にずれ込む可能性もあるという。 破産法の適用下から脱却すれば、フランクリン・リソーシズ<BEN.N>などの債権者が、債務70億ドル以上の削減と引き換えにチェサピークを買収することも協議されている。 チェサピークの従業員数は昨年末時点で約2300人。関係筋によると、15日が期日だった利払いを見送った。来月1日にも別の返済期限が到来する

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/b3eabedd3e96fe548e02b55b9e6f6673d730695b