「抗体検査」東京の献血で0.6%陽性、結果にばらつき

5/15(金) 6:25配信

TBS News i

 

 

 厚労省が行った新型コロナウイルスの「抗体検査キット」の性能評価の調査で、東京で集めた500人分の献血のうち、0.6%が陽性だったことがわかりました。ただ、厚労省は検査キットごとに結果のばらつきがあり、正確な評価は出来ないとしています。

 厚生労働省は、日本赤十字社が先月、感染の多い東京と感染の少ない東北でそれぞれ500人分ずづ集めた献血の検体を使って、抗体検査キットの性能評価を行いました。

 関係者によりますと、性能評価を行った複数のキットの結果を合わせると、東京では、500検体のうち最大3検体、0.6%で陽性の結果が出たということです。一方、東北では、500検体のうち最大2検体、0.4%が陽性を示したということです。

 ただ、それぞれのキットが示した結果が一致しなかったことや、比較のために行われた去年採血した献血からも2検体の陽性反応があったことなどから、厚労省はキットの性能と「抗体」の陽性結果について正確に評価できないとしています。

 厚労省は今後、疫学調査をする場合には別の方法を用いることも検討しているということです。(15日00:56)

 

 

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200515-00000021-jnn-soci

 

 

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抗体調査、1万人規模で実施へ 厚労省、地域で感染の広がり把握

5/15(金) 9:59配信

共同通信

 

 加藤勝信厚生労働相は15日の閣議後記者会見で、新型コロナウイルスの大規模抗体調査を、来月から複数自治体の住民を対象に1万人規模で実施すると表明した。関係者によると、感染者が多い東京や大阪のほか、感染者が比較的少ない地域が候補に挙がっている。

 

 抗体検査は、感染から一定期間たった後に体内にできる抗体を、少量の血液から検出する方法。回復した人を含めて過去にどのくらいの人が感染したか実態を把握でき、ワクチン接種が必要な人数の試算や、次に流行した時にどのくらいの人が感染する可能性があるのかを推計するのに役立つと期待される

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200515-00000048-kyodonews-soci