絶対食べたい! ベスト 「とんかつ」5選
1/23(木) 10:24配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200123-00010003-leon-life&p=3
みんな大好き、とんかつ。サラリーマンのご馳走、とんかつ。
ガツンとボリューミーなのはいいけど、デートのムードには少々欠けるため、モテ力はやや低め、かもしれない。そこで本記事では、ふたりの話題に事欠かないトピックのあるとんかつ、ひと口で食べられる女子力高めなとんかつなど、「モテる」とんかつ、ピックアップしました。
祝ビブグルマン! 「とんかつ七井戸」
食いしん坊ならご存知「焼鳥 今井」のご主人、今井充史さんが自身の焼き鳥店の隣にオープンした「とんかつ七井戸」。このほど『ミシュランガイド2019』にて、「焼鳥 今井」とともにビブグルマンをダブル受賞し、話題を集めているお店です。
まず豚は、千葉県産のいも豚と鹿児島県産の霧島豚を日替わりで使用。ラードで揚げたかつは、軽い食感ながら旨味はしっかりと濃い! まずはそのまま何もつけずに食べて肉汁を味わい、次に塩パラリ、最後にウスターソースを少量たらり、がおすすめです。
そして脇を固めますのは……新鮮なキャベツのせん切り、羽釜で炊いたものをお櫃で保存するからほどよく水気の飛んだごはん、京都「志ば久」の生しば漬け、三種の味噌の香りが高い味噌汁と、もう完璧な布陣。
こちら、ランチのみの営業なのですが、そこもポイントです。すなわち、「ビブグルマンとったとんかつ、食べに行かない?」と誘い、とんかつデートにこぎつけたのちは、「隣の焼鳥屋さん、ディナーのみなんだよね。こっちもどう?」と、ランチデートからのディナーへとスムーズな展開を組み立てられるというわけで。
とんかつデートの最高峰「銀座かつかみ」
「今日ロースにする?」「いや、ヒレにしとくか」などという些末なお悩みは、ここ「銀座かつかみ」ではご無用。美味しいところをみつくろってほんのひと口ずつ、という贅沢な味わい方で、デートにも、ビジネスディナーにもイケる高級とんかつ店がこちら「銀座かつかみ」です。
ヒレもロースも本当においしい一片を最高のタイミングで口にできるから、天ぷら屋や鮨屋のカウンターでとんかつを食べるイメージ、といえば伝わりやすいでしょうか。
たとえば夜、5000円のコースは、こんな感じ。
・ トマトの出汁サラダ
・ ひれかつ
・ 本日の赤身のかつ(1)
・ 本日の赤身かつ(2)
・ メンチカツ
・ 口直し
・ 生車海老のエビフライ
・ ロースかつ
・ 肩ロースかつ
・ お食事
「銀座かつかみ」のとんかつは、その部位をブロックから切り出したら、叩いたり、潰したりして無理に柔らかくしようとせずに、ひと口単位で揚げ、最高のタイミングで目の前にサーブしてくれるというわけ。たとえばヒレかつなら、肉の表面に湛えられた肉汁を「まずはチュッと吸ってから召し上がってください」と言われるので、言われるがままに吸ってみますと…‥ほのかに甘いんですね、肉のジュースって。
〆にはかつカレーをオーダー。ちょい甘めなルウがとんかつと合うんだな、これが。
このとんかつコースをひとりで執りしきっているのは日向準一さん。ホテルやバンケットでの経験をベースに、高田馬場の有名とんかつ専門店(しかし、馬場にはとんかつの名店が多いですね)のオープニングに関わり、満を持して18年8月「銀座かつかみ」の料理長に就任したというお方です。ちょいコワモテ?とも思いましたが、お話すればやさしい、そしてとんかつへの想いが熱い、職人気質な方でした。
カツサンド がお目当て「TexturA」
スペイン料理と中華料理が交互に提供されるスタイルの「TexturA」にあって、隠れた人気メニューがこのカツサンド。「黒酢酢豚のカツサンド」とのメニュー名通り、ジューシーなとんかつが、黒酢あんたっぷり、粒マスタードをまとってふわふわの食パンにサンドされてやってきます。
バーエリアではアラカルトでもオーダー可能ですから、こちらとシェリーを1杯、なんてほどよく脱力して洒落たデートだと思うけどなぁ、俺は(誰?)。
ダイニングエリアはコース制でランチ5000円~、ディナー8000円~
自分という人間をさらけ出してしまう「カツレツの店 貴族と平民」
「納豆ゴルゴンゾーラ」や「発酵羊挽肉」などヘンタイ的探究心から生まれるもんじゃ焼きで、もんじゃ界を震撼させた「もんじゃさとう」の店主、佐藤幸二さんが、「カツカレーに乗っているような、うっすいカツが作りたくて」とオープンさせたのが「貴族と平民」
“貴族”とは筋切りして叩いて柔らかくしたスペイン産イベリコ豚のロース(1枚550円)。“平民”とは薄切りにしたドイツ産白豚のロース(1枚220円)。それぞれのカツを、卓上に置かれた7つの調味料をお好みでつけながら食べるという、なんとも融通無碍で楽しいカツレツなのでした。「黒酢ブラックペッパー」と「ヨーグルトソース」「アイオリ」をトマトサラダと混ぜつつ乗せると、いま自分がどこの国にいるのか、自分とはいったいどんな存在なのかちょっとわからなくなる、なんとも哲学的な味わい。
お連れしたお相手が選ぶのは果たして貴族か平民か。またソースは何を選ぶのか。そのオーダーで人となりを露呈してしまう、ある意味おそろしいお店かも。
知る人ぞ知る「車力門 ちゃわんぶ」
四谷・荒木町にあって、人気の日本料理店だった「車力門 ちゃわんぶ」。その系譜は日本料理の最高峰ともいえる「京味」(京都)に連なるものですが、店主の武沢剛志さんが米沢三元豚と出会ったことをきっかけにランチだけのとんかつ店へとシフトチェンジ。
「脂身の多いところと少ないところ、どちらがお好みですか?」と運ばれてきたのは、織部焼の大皿。このあとひとり300gはあろうかというほど厚く切り出したロースをじっくりと揚げ、自家製ソースやたっぷりのキャベツとともに供してくれます。その美味しさは言うまでもなく。
食通の注目を集めているお店のため、ランチとはいえ予約はしておいたほうがよろしいかと。この知る人ぞ知る感、かなり「モテる」んじゃないですか?