トランプ氏、米中懸案で「進展」強調 習氏、内政干渉に「深刻な懸念」
12/21(土) 6:18配信
【ワシントン、北京時事】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191221-00000006-jij-n_ame
トランプ米大統領は20日、中国の習近平国家主席と電話会談した。
トランプ氏は貿易協議で「非常に良い話し合いをした」とツイートし、香港情勢など懸案事項での「進展」を強調した。ただ習氏は香港などをめぐる米国の内政干渉に「深刻な懸念」を表明し、双方の温度差が浮き彫りになった。
トランプ氏はツイッターで、貿易協議のほか、北朝鮮問題や香港情勢で意見交換し、「進展があった!」と主張した。これに対し、新華社通信によると、習氏は「米国の台湾、香港、新疆(ウイグル自治区)、チベットなどに関する否定的な言動に深刻な懸念」を表明。「香港人権・民主主義法」の成立など人権問題で対中圧力を強める米国をけん制した。
北朝鮮が非核化をめぐる米朝協議の期限を一方的に年末と定め、緊張が高まる中、トランプ氏は米朝協議の停滞打開に向けて協力を求めたもようだ。習氏は「歩み寄りや対話」の重要性を強調。対北朝鮮制裁の緩和を改めて促したとみられる。ビーガン北朝鮮担当特別代表が19、20の両日、北京を訪問し、北朝鮮への対応を話し合った。