美尻トレーナー岡部友さん、
僕と、結婚して下さああああ~~~~い!!!!
「尻にひかれるくらい、言われたことは、何でもしまああす!」
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【美尻トレーナー岡部友さん 女の“恋と人生”論】「恋愛はあってもいいけどなくてもいい」くらいがいい!
10/12(土) 19:10配信
「この連載、私でいいんでしたっけ(笑)?」
今回短期連載を依頼したのは「尻トレ」ブームの火付け役、パーソナルトレーナーの岡部友さん。しかし注目したのはトレーニングではなく、その独特な恋愛観と人生観です。
「脳内で恋愛が占める割合は2%」
「遺伝子以外では外見に惹かれないから一目惚れしない」
「人生はドラクエ」
でもそんな“超人”もかつては「ジムのお客様に恋愛相談をして、恋愛自己啓発本を借りて読んだりしていた」そう。
そこでwith onlineはアンケートで集まった読者の声をもとに、自分らしく幸せになるためのアドバイスをいただきました。第1回のテーマは「恋愛中心に生きることのやばさ」。初回から叱咤激励の嵐です!
他人について考える暇があるなら、まずは自己実現が先
今、めちゃくちゃ場違いなメディアにいる気がしてならないです。というのも、事前にとっていただいたwith girlsのアンケートが、私にはまったく理解できない悩みばかりで……。同性でもこんなに見てる世界が違うんだなって驚いてます。
「とにかく出会いがなくて、婚活アプリや婚活パーティーに足を運ぶ日々。よく知らない人と連絡先を交換する日々に辟易」(28歳・メーカー)
「浮気されて別れたけど、元カレとズルズル……。(25歳・IT)
「彼が具体的な結婚の話をしてきてくれない」(29歳・銀行)
四六時中、恋愛のことばかり考えちゃうのって問題ですよね。何より、本人がいちばんつらいし、疲れると思う。今でこそ恋愛に関して超人扱いされている私ですが、昔からこうではないので、彼女たちの気持ち、わからなくもないんです。彼氏のことで悩んだり、結婚して子供をもって家族のサポートに徹しよう、と考えたことはありましたから。
恋愛も結婚もあっていいけど、人生においてその悩みが、脳の大半を占めちゃまずいですね。「他人について考える暇があるなら、まずは自己実現が先」というのが今の私の考え。
自分個人をどうしていくか、自分が熱中できることを見つけてトライして、かつその行動が、世の中のためになっているかを考える。それが生きていくうえで一番大事なことじゃないでしょうか。
自分の人生なのに他人についてずっと考えてるって、自分の人生を生きていないと思うんです。脳のエネルギーはつねに自己実現のために使うべきです。他人の思考、行動はコントロールできないんだから、あなたがどれだけ彼のことで悩んでも、それは相手にはまったく関係ないことで「これだけ悩んでるのに全然わかってくれない」っていうのは、当たり前ですよ。
頑張り屋さんで優等生タイプな人ほどキケン
恋愛や結婚の悩みが思考の中心にあるにある人って「自分がない」。「自分がどうしたいか」がないんです。自分のコアは自分にないといけないのに。それがないからこそ、自分ではどうにもできない外部(他人)のことばかり考えちゃうんだと思う。
自分以外の悩みに支配されてしまう時って、仕事とか家族とか、別の何かに悩みの根幹があることが多いです。ボディメイクだけに全力な人を見ていると、本当はもっと解決しなきゃいけない問題があるのに、そこから目を逸らしているんだろうな、ってわかるんです。実際そうなんですよ、何人もそういう女性を見てきましたから。仕事、パートナー、友達、家庭……どこかに悩みのタネがある。
私はそういう、じつは他に悩みのタネがあるお客様を極端に褒めません。本質的な問題解決とボディメイクの成功を重ねて勘違いしてほしくないからです。悩みの根幹から目を逸らすために外見を磨く人って女性に限らず多いし、スパイス(岡部さんが代表を務める、女性専門ボディメイク・フイットネスジム『SPICE UP FITNESS』)のお客様と接していても、そういう傾向の人を見ることがあります。
そういう方は、大抵めちゃくちゃ頑張り屋さんで、何か月も努力し続けられて痩せていける人。トレーナーにとっては非常にありがたい優等生タイプなんですが、じつはそういう人ほどキケン。つまり、「脳みそが100%ダイエット、ボディメイクだけに占領される」という状況が怖いんです。
じつは今回アンケートを見ていて、そういうお客様に出会った時と似た気持ちになりました。
「恋愛はあってもいいけどなくてもいい」くらいがいい
今回寄せられたお悩みを見ると、人生があまりにも恋愛、婚活、結婚にフォーカスされ過ぎている。100%とまではいかなくても、思考が支配されている気がしたんです。
ボディメイクを頑張る、恋愛を頑張るのはいいけど、それ以外にも自分のためになる、自分が向き合っているものがあってほしいし、あるべきです。恋愛はあってもいいけどなくてもいいくらいがいい。それくらい自分が自分自身で満たされている=自立している。そういう状態が理想だし、そういう女性が素敵だと思います。
じゃあ、ひとつの物事に占領されないようにするにはどうすればいいか?
「自分のため」にめちゃくちゃ忙しくしてればいいんです。
例えばボディメイク期間中、間食をいつとるか気になってしょうがない時ってあるんですよ。でもそれって、食事管理のことばかり考えてるから起きることなので、間食することを忘れるくらい他のことも忙しくしていれば解決する問題です。だから多忙な時ほどボディメイクって成功しやすいんです。恋愛も婚活も同じ。別のことにも目を向けていた方が上手くいくはず。
人生のゴールを結婚に設定する人って、まあ理由はいろいろあると思うんですが、知ってる人間のバリエーションが少ないんじゃないかな。似た者同士が集まった環境下で生活していて、表面的にはそこで上手くやっていけてるんだと思う。
だからこそ「自分たちと違う生き方をしている人」と接する機会がないし、接する必要もないし、ヘンな人が周りにいない。多様性に触れないから、結果的に女性像のバリエーションも少なくて、結婚一択になるのでは?
「女性の生き方っていろいろあるのね」、ってことをまず知ろう
あとはメディアを信じ過ぎ。TV、雑誌、SNSが伝えることなんて世の中の一面でしかないのに、それが正解だと思ってしまうピュアさ、真面目さが、仇になっている気がする。with onlineの言うことだって、話半分に聞くべきですよ(苦笑)。
だからまず、女性の生き方っていろいろあるのね、ってことを知る。それが今抱えてる悩みから解放される、いちばん簡単な最初の一歩じゃないかな。with gils、with onlineにとって私は確実に異質な人物、真逆な生き方をしている人間でしょうから、まだ見ぬ世界を知ってください(笑)。
場違いだな、とは思いつつ、with onlineに連載できることはすごくうれしいんですよ。私を知らないゾーン、興味がない女性にこそ、イレギュラーな生き方を知ってほしいかも。共感する、どん引く、怒る、憐れむ……いろいろあると思いますが、それでいいと思ってます。
むしろ、できるだけ私に違和感を覚えてほしい。
その違和感に、みなさんの悩みの答えが隠されてるんじゃないかな。ひとつしかないと思っていた女性像が、実はいくつもあるってわかっただけでも気持ちはラクになると思う。
私自身は、こうして人前で話せるほど考えが固まってきたのってスパイスを立ち上げたくらい。そこに至るまで、私にも“女子時代”はあったので、そのあたりの話もオープンにしていきたいですね。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191012-00010010-withonline-life&p=3
【岡部 友】
1985年生まれ、神奈川県出身。株式会社ヴィーナスジャパン代表取締役。高校卒業後渡米。フロリダ大学にて運動生理学、解剖学を学び、プロアスリートに指導できるスポーツトレーナーの資格(NSCA-CSCS)を取得。2016年3月、女性専用フリーウェイトジム『Spice up Fitness』を南青山にオープン。現在、南青山、原宿、名古屋、心斎橋の4店舗を展開。 みずから考案した尻トレメソッド『Glutes in Action』で日本女性の心と身体を変えていくことが使命。著書に『筋トレが折れない私をつくる!』(宝島社)、『美尻バンドトレーニング 特製ゴムバンド付き』 (講談社)、『桃尻トレーニング30days』(主婦の友社)など。