中国で巨大空港が開業、総事業費6.7兆円

 
 
 
 
 
 
総事業費4500億元(6.7兆円)をかけて整備した新空港「北京大興国際空港」が25日、正式に開業した。開港式には習近平国家主席や複数の政府要人が出席。広さは、フットボール競技場約100個分。
 世界有数のハブ空港になると期待。新空港は北京南部に位置し、旅客受け入れ能力の問題で航空便の遅延が慢性化している現在の北京首都国際空港の混雑緩和を狙う。

 北京から急行列車で約20分。イラク出身の著名建築家、ザハ・ハディド氏が設計、5年足らずで完成した。

 中国は2022年までに米国を抜いて世界最大の航空市場になると見込まれている。

 中国は過去数十年で最悪の景気減速に直面、米国との貿易戦争も依然として続いている。中国政府は新空港がインフラ成長を後押しすることも期待。

 同空港を利用する航空会社は主に中国南方航空と中国東方航空。英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)やフィンエアーなど外国の航空会社50社程度も新空港利用を計画。