明日から、とはいかなくても、条例や、法律で、

 

基本的に、

 

資本金や、

 

売り上げ、

 

利益、

 

設立後何年経過、

 

従業員数と、女性従業員数

 

赤ちゃんのいる従業員

 

搾乳や授乳が必要な女性従業員の数

など、色々な条件を考慮・熟慮し、

 

ターゲット年数(期日)を、決めていく、

 

何か、手掛かり的なものを、進めていくべきです。

 

 

そうでもしないと、ブラック企業や、経営者たちは、

 

いい訳のみで、一向に完全しないでしょうし、

 

ある程度大きな会社で、面積、金銭的余裕、

 

該当する女性たちの現状と将来の人数など

 

を考え、

 

該当する女性たちや、すぐにでも、自分にも該当すると思われる女性たちが、

 

一丸となって、社長室直接に、「嘆願書」を、提出するべきです。

 

従業員のことを考えない社長は、

 

「あなたの会社の未来は、”暗い”です」

 

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場所がなく…「トイレで搾乳」が6割も 「母乳育児」をしながら働く女性が直面する現実

9/7(土) 10:31配信

関西テレビ

 

 

皆さんは「搾乳」という言葉をご存知でしょうか。
授乳中の女性が日常的に行っている「母乳を搾る」ことなんですが、出産後、仕事に復帰した女性にとって、この搾乳を安心してできる職場は非常に限られています。

 

母乳育児をしながら働く女性が直面する現状を取材しました。

授乳期での職場復帰も増えている

大阪府堺市に住む、本庄有沙さん(33)。
3人の男の子のママです。今年5月、三男の海偉(かい)くん(9ヵ月)が生後5ヵ月の時に、仕事に復帰することにしました。

 

【本庄有沙さん】
「(職場から)『戻ってきてくれたら有難い』とは言われてましたけど、自分の中でもせめて半年くらいは一緒にいたいという気持ちもありつつ、でもやっぱり慣れた部署に戻りたいという気持ちもあったので早くに(復帰を)決めました」

上の子たちと同じ保育園に入れる可能性が高いということや、仕事のブランクを少なくしたいという思いも、早期の復帰を後押ししました。

 

年々増加する働く女性。女性の就業者数は今年6月に初めて3000万人を突破しました。

女性活躍社会がうたわれる中、母親が早期に仕事に復帰し、子どもがまだおっぱいを飲む授乳期にあたる0歳で保育園を利用する割合も増加しています。

本庄さんもそのうちの一人。母乳で子育てをしています。

【本庄有沙さん】
「今しか(授乳する)このタイミングはなくて、この時間がスキンシップなのかなと思って。今しかできない方法かなと思っていつも授乳しています」

 

人目を避け、時間を気にして…

堺市内で看護師として働いている本庄さん。母乳育児をしながら働く上で、実は大変なことがあるといいます。勤務時間は朝の9時半から午後4時まで。子どもたちは保育園に預けているため、昼間は授乳することができません。

昼休み-
時間を気にしながら慌ててお弁当をかきこんだ後、ある場所へ。向かったのは空いている診察室です。

 

ここで、始めたのが母乳を搾る「搾乳」です。

授乳中の女性は数時間もすると、おっぱいが張ってくるため、この「搾乳」をする必要があるのです。専用の機械などを使って、1回に15分から20分ほどかけて搾乳を行います。

【本庄有沙さん】
「休憩時間に抜けてるので、その辺は一応考えてはしてるつもりですけども、やっぱり、部屋使ったりとか、ほかの人がもしこの部屋使ったりするのは大丈夫かなだとか思ったり」

時間や場所をなんとか確保して、搾った母乳は専用のパックに入れて清潔な状態で冷凍保存します。職場の冷蔵庫に保存するときには、そのパックを巾着袋に入れていました。

――Q:どうして巾着袋に?
【本庄有沙さん】
「やっぱり口には入れるものですけど、人によっては、体液を冷蔵庫に入れてるという目で、感じる方もいてるかもしれないので、配慮として、袋の中には入れるようにしています」

周囲に気を配りながらも、「診察室」というある程度人目が考慮された場所で搾乳を行えている本庄さん。しかし、多くの職場にはこういった環境すらありません

 

 

 

 

職場で搾乳をする女性の6割が「トイレ」を使用

ある調査によると、出産後一年半未満で仕事復帰をした女性の半数が復帰後も母乳育児を継続。しかし、搾乳をする女性の実に6割が、その場所にトイレをつかっています。(※メデラ社・2014年)

生後4ヵ月から保育園に通っている、海偉くん。
本庄さんが冷凍した母乳は保育園で解凍され、海偉くんはその母乳を飲んでいます。

【0歳児担任 中林温子 先生】
「母乳で育てたい、育てながら仕事復帰もしたいというお母さんもいらっしゃるので、うちとしてはお母さんが希望するのであればということで受け入れています」

しかし、母乳育児で育てたくても、復職のタイミングで母乳をやめ、粉ミルクにきりかえざるを得ない人もいます。

 

【0歳児担任 中林温子 先生】
「お仕事始まって忙しくなって出なくなったというお母さんもいらっしゃるし、搾るのが大変やからもうおっぱいは、お家でいる時はおっぱいにして、保育園ではミルクでお願いしますという方もいらっしゃいますね」

搾乳しないと「乳腺炎」にも…

搾乳をしないことで、お母さんの体にも問題が起きてきます。
堺市にある産婦人科。こちらには母乳外来があり、毎日10~20人がおっぱいのトラブルを抱えて受診します。

 

【大平産婦人科助産師 松田栄子 看護師長】
「(授乳の)時間が空いてしまったりとかで、(母乳が)つまってしまって、急に痛みがでてきたり、熱が出てきたり、そういうトラブルが起こってきたとき。症状がひどくなって、詰まりが取れなくなったりする場合は、切開とかしないといけない場合もあります」

母乳が作られる乳腺がつまることによって起こる「乳腺炎」。激しい痛みを伴い、40度近くの熱がでることもあります。乳腺がつまらないようにするためにも、日常的な搾乳が必要です。

また、母乳をあげる事で、お母さんや赤ちゃんにもメリットがあるといいます。

【大平産婦人科助産師 松田栄子 看護師長】
「赤ちゃんを抱っこして自然におっぱいをあげながらスキンシップをとれるので、赤ちゃんも情緒が安定してくる。お母さんも赤ちゃんにおっぱいをあげることによってプロラクチンというホルモンが出てきますので、すごく心が安定する。リラックスして落ちつける」

WHO(世界保健機関)では2歳以上まで母乳をあげることが推奨されています。しかし、日本では、働きながら母乳育児を続けるのが難しいという声も聞かれます。

【3人の息子をもつ母親】
「上の子二人は復職前に断乳しておっぱいやめてから復帰して、今回は続けれたら続けたいなと思ってて。搾乳する場所とかは特にないので、どうなるのかな。トイ…トイレか控室…」

 

 

 

 

社内の声から「搾乳室」を設けた企業も

そんな中、働く女性社員の声から、10年前に搾乳室を設置した会社があります。日産自動車本社で働く社員、約2500人のうち、4割が女性です。

 

【日産自動車ダイバーシティディベロップメントオフィス 白井恵里香 室長】
「社内にワーキングマザーのサークルがあるんですが、そちらから搾乳室を設置してくださいと。女性活躍がそのころから推進されている会社でしたので、(育児と仕事の)両立の環境として必要だというところは、どなたも疑問を挟まずに受け入れたという経緯があります」

 

社内の人目につきにくい場所に設置された搾乳室。
プライバシーを保つためのカーテンや、搾乳した母乳を個別に保存できる冷凍庫が設置されていて、毎日3~4人が数時間おきに利用します。

産後半年で復帰した米田さんも利用者の一人です。
搾乳も勤務時間として認められているので、昼休みに慌てて搾乳する必要はありません。

 

【米田佳代さん】
「こどもを4月から保育園に預けたいということがあったので、自分の子供の場合、半年か、7か月で(保育園に)預けないといけない。でもそのときに卒乳断乳するのも…って思っていたんですが、これ(搾乳室)があるおかげで、そういった(卒乳や断乳)決断をせずに復職できました」

【日産ダイバーシティディベロップメントオフィス 白井恵里香 室長】
「戦力になりますので、たくさんの方が早く職場に復帰して頂いて、ご活躍頂くというのは非常に会社にとってもメリットがありますし、ご本人にとっても、キャリアのブランクが短くて済みますので、キャリアアップにもつながるというところで双方winーwinかなと思っています」

日本では、ほとんどの会社で搾乳室は設置されていません。
一方で、アメリカのカリフォルニア州や台湾などでは搾乳室の設置が法律で義務付けられています。

慌ただしい毎日の中でも、母乳育児という一生に一度しかない時間を大切にしたいと思って働く女性のために。搾乳室の設置などの環境づくりが、お母さんたちの復帰を後押します。

 

 

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190907-00010001-kantele-soci&p=3

 



※カンテレ「報道ランナー」2019年9月5日放送より

カンテレ