アマゾンの火災延焼続く、「死のスパイラル」への懸念高まる

 

 

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ブラジル・アマゾンの熱帯雨林で発生した火災は22日も延焼を続けた。当局は今年に入ってからおよそ7万3000件の火災を確認したと発表。これは2013年に統計を取り始めて以来、最多だという。

 1週間かけてアマゾン横断道路を移動してきた、ロイターのジェイク・スプリング記者によると、草に火がついて煙がだんだんと熱帯雨林を包み込んでいく様子や、激しい炎がいく筋もの煙を空に舞い上げているところまで、様々な段階の火災を目にしたという。

 ブラジル当局は今年火災が前年同期に比べ8割以上増加し、過去最悪に達したと発表した。世界最大の熱帯雨林であるアマゾンは大量の二酸化炭素を吸収するため、その保護は気候変動対策において欠かせないと専門家は指摘する。

 だが今年、森林破壊はすでに10年ぶりの高水準で進んでおり、さらに火災がこうした状況に追い討ちをかけている。こうした森林破壊が続けば生態系は転換点を迎え、アマゾンは回復できない死のスパイラルに突入するという報告もある。

 一方、ブラジルのボルソナロ大統領は今週、アマゾンの火災は資金援助を削減されたことに腹を立てた非政府組織(NGOが放火したという根拠のない主張を行い、環境保護活動家らの不興を買った。

 これに対し活動家らは、ボルソナロ氏の企業寄りの政策に後押しされた酪農家や伐採業者が土地を焼き払っているとして非難している