ガラパゴス社会、・日本人
日本だけの
日本にしかない
世界のイナカッペ
外国(知識)音痴
外国人音痴(白人や、黒人は、みな同じに見える?ヨーロッパは、全て同じ?)
外国語苦手意識
島国根性、
村八分精神、
「よそ者「」という、そういう扱い方をする社会
(90%、)同一民族
日本は、「別だ」という、ずるがしこい言い訳精神
「外国の物を、そのまま、取り入れたって」という、へんてこ、屁理屈精神
「自分の土俵に連れ込む」それしかない、情けないやり方
他に、勝てる方法がないので、「井の中の蛙戦法」
どうやっても、世界で認めてもらえないので「開き直り精神・やり方」
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などのテーマは、
私は、過去、50年以上、
あちらこちらで、
何千回、
何万回、
言い続けておりますが、
日本は、
日本人は、
日本社会は、
「ほとんど、前進していません」
この記事のような話題も、
知っている人は、もう、50年前から、知っている「常識」
当たり前、
という感じですが、
徳川幕府の副産物、
後期の秀吉の、キリスト教弾圧のころからも、影響、
今は使わなくなった、ワード、「鎖国」の大影響、
などなど、
ま、原因の多くは、
封建時代にさかのぼりますが、
少しどころか、120度くらい買えないと、
勉強しないと
前進しないと
改革しないと
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一流半に陥っている日本は、
すぐに、二流になり
後には、三流国家になります。
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外国人はなぜ使わない?ハンカチとは日本特有の文化だった
7/28(日) 9:26配信
ハンカチを“知らない”子どもたち
夏も本格化し、汗拭きのためのハンカチやタオルを手放せない季節になった。忘れようものなら大変なことになる。
そもそも日本では小学校の頃から、「ハンカチとポケットティッシュは忘れないように」と毎日のように携帯することを確認されたものだ。
もちろん今の子どもたちも常にそう注意されているのだろうが、ある日、小学生になる私の子どもにハンカチを見せると「なにこれ?」と言われた。
「これがハンカチなんだよ」と諭すと「えーこんな薄い布じゃふけないよ」と笑っていた。
そう。子どもたちがいま知っているハンカチはハンカチ型のタオル、いわゆる「タオルハンカチ」なのだ。
いつのまにか子どもにとってハンカチの常識が変わってきていたのである。
実際、記者もいわゆるタオルハンカチや若干おおぶりのフェイスタオルをかれこれ15年は日常的に持ち歩いている。ハンカチは持っているのだが、ほぼ持ち歩かない。数えてみたら現役のタオルハンカチは20枚近くあった。突如として芽生えたエコ意識により、会社のトイレで紙タオルを使用しない方針にしたので、ハンドタオルを常備することにしたのがきっかけである。
もちろんハンカチのタオル化の波は、大人の世界にも押し寄せている。かつては会社員に高級なハンカチやネクタイをプレゼントするのは定番だったものだが、最近はハンカチと同じくらいの厚さでスーツのポケットに入れても恥ずかしくないタオルハンカチも広く売られている。
業界はこの現象をどのようにとらえているのか。ハンカチ業界大手のブルーミング中西(本社・東京都中央区、従業員199名、2018年度売上116億円)経営戦略室の桐生久美子室長と外崎良部長に話を聞いた。
「ブルーミング中西」経営戦略室の桐生久美子室長(左)と 外崎良部長(C)日刊ゲンダイ
布地よりタオル地に売上は逆転
――特定社の意見に偏らないようにとハンカチの業界団体の方に話を聞こうとしたのですが、見つからなくて。
「大手メーカーは私どもともう一社ありますが、販売に関するデータはあまり変らないと思います」
――そうですか。それでは、子どもたちの間でハンカチに対する認識が変わってきたという認識はおありでしたか。
「百貨店などのハンカチ売り場においてある商品は私たちが考える布帛(ふはく、布)ハンカチというものと、タオルのハンカチがあります。以前は布帛のハンカチが多かったのですが、タオル地の扱いが多くなっており、枚数で言いますとタオルのほうが多くなっている実感はあります」
――やはりそうなんですね。業界では布ハンカチではなく布帛ハンカチと言うのですね。
「ただ幼稚園から小学校にあがるくらいのお子さんだと、まだ布の小さなハンカチのほうが出ています。メンズでもやはりまだ布帛ハンカチのほうが数は出ています。ただ傾向としてはタオル地が増加しています。10年前の2008年では布ハンカチが51%、タオルハンカチが49%でしたが、2018年はタオルが53%、ハンカチが47%と逆転しています。タオル地に流れていることは強く実感しています」
――ハンカチのイメージが強いので御社もタオルハンカチを出していらっしゃると思わなかったのですが、ハンカチにはこだわってはいないのですか。
「ハンカチを残さなければいけないという使命は感じております。またエコの観点からも今後も繰り返し使えるハンカチを作っていきたいです。ハンカチでは負けたくないという気持ちはありますので。ハンカチ全体の中でタオルハンカチもつくっていければと思います」
――そうするとタオル系も増やしていく。
「そうですね。ハンカチは大判なものからいろいろあるのですが、タオル地についてはだいたいこの大きさに落ち着いてきました」
■タオルハンカチは誰が考えた
――そもそもタオルハンカチはどのような経緯で出てきたのでしょうか。
「私たちの出発地点は、ハンカチはどうしてもアイロンがけが必要になるから、持ち運びができるタオルのハンカチを開発しようということだったと聞いてます」
――小さなタオルを作るのは難しいのですか。
「そもそもそういう発想がなかったのでしょう。30センチ、40センチのフェイスタオルはありましたけど、ポケットの中にタオルをしまうという文化はなかったんです」
――そうするとこの小さなタオルハンカチは、タオル業界がつくったのではなくハンカチ業界がつくったと。
「どうでしょう?」
――ところで、こちらの商品は他のアパレルブランドとのコラボというかライセンス契約が多いですが、これはどういう仕組みなのですか。
「百貨店などで売っている商品はほとんどブランド商品が多いです。これらはライセンス契約です。自社で開発したものもあるのですが、ブランドの名前がついているとプレゼントしやすいということもあるのだろうと思います」
――ブランドがついているとどのようなメリットがあるのですか。
「柄であるとか、そのようなファッションやブランドが好きな方が、その延長線で選んでくださるということもあるのでしょう。ハンカチやタオルは自分用に買うよりはだいたいギフトが7割くらいだといわれているんです。ハンカチが一番売れる時期はホワイトデーや、返礼需要のある3月なんです」
――男性から女性にプレゼントするのに手ごろな感じしますものね。
「家にもらったハンカチがありますという方も多いかと思います。ただライセンス契約の商品と違って、自社商品はそれこそこだわってつくっていまして、ハンカチの周りを手で縫ったりとか。ハンカチの素材は綿が主流ですが、麻の素材とか、海島綿(かいとうめん)と言って綿のものでも最高のものなどいろいろ開発しています」
自社ショップ「クラシクス・ザ・スモールラグジュアリ」の店内(C)日刊ゲンダイ
ハンカチはガラパゴス文化だった
――文化としてのハンカチを残さなければならないという理屈はすべての文化に言えてしまうわけですが、ハンカチを残さなければならない合理的な理由としてどのようなものがあるのでしょうか。
「やはり文化です。もともとヨーロッパで生まれたハンカチが日本に渡ってきて日本の文化として根付いています。日本には手ぬぐいがあって、日本人には手を拭くという習慣があります。手ぬぐいでモノを縛ったりとか。その手ぬぐい文化が西洋の文化と結びつきました。キレイ好きな日本人のたしなみの一つになったんですね」
――ハンカチって海外でも使われている思うのですが、日本ではかなりガラパゴス的に進化したということですか。
「そうです。西洋では鼻をふいたりする場合に使われているだけですが、日本ではどうしても手を拭きたいとなったんですね。手ぬぐい文化からの流れもあって、紙でふくよりも布でふくとなったんです。当時は紙も貴重だったのでしょう。あと、日本ではお世話になるとちょっとしたものを贈るという独特の贈り物文化がありますので、ちょうどハンカチの価格帯やサイズ感がはまったということが普及した理由としては一番大きいのでしょう」
――繰り返してお聞きしてしまうのですが、ハンカチって西洋と日本ではずいぶん違う扱いのようですね。
「はい。ロンドンやパリでもスカーフ売り場の隅に小さくハンカチ売り場があるだけで、一般市民の方で使っているかたはほとんどいません。使うとしても、ちょっとだけ縫製している布切れを鼻紙代わりに使うためにポケットに突っ込んでいるくらいです。デザインがされていて、素材もいろんなものがあるハンカチは世界でも 日本だけです」
――それこそ初耳です。ハンカチの常識を知らないのは大人も同じなのかもしれない。
「お洒落心をとかいう面があったのでしょう。逆に海外では知られていないので、知られるような活動をしなければと考えているんです」
――ハンカチ独自のよさってなんでしょう。私もスーツを着たかしこまった場だと、タオルハンカチではなくハンカチかなと思いますが。
「身だしなみの面と、かさばらない点から、タオル地のものよりも布ハンカチのほうが携帯しやすいですね。男性にはやはりタオル地よりハンカチのほうが多く売れています。ハンカチを持っているとちゃんとした人にみられるということもあるかもしれません。
女性はバッグに大きめのタオルハンカチなどを入れて使われていますが、ハンカチは手を拭く以外にひざにかけたりとか、首にまいたり、カバンにまいたりということもあります。天然繊維を使っているのでメンテナンスも簡単です。今みたいな暑い時期には日よけと汗取りに首にまいたりしたあとでも、ドライクリーニングせずに洗えます。手を拭く以外でもハンカチが使われている気がしますね。
海外の方、特にアジア圏の方はタオルハンカチを買わないで、布のハンカチを買われていきますね。みなさん売り場で鏡をみてハンカチを服に合わせていたりします」
外国人は日本人のようなハンカチは手を拭くだけという思い込みにとらわれていないわけだ。
――種類が豊富だからむしろスカーフに近い使い方なんですね。
「そうですね。お洒落用として外に見せるように使われているケースもあるようです」
■ハンカチの逆襲
――ハンカチタオルをめぐって、タオル業界とハンカチ業界はライバル関係にあるのですか。
「タオルと布という入り口が違うため、商品展開の仕方は違いますが、ほとんどクロスしません。両者の違いといえば、百貨店の売り場ですみわけをされているくらいです。タオルの主な生産地は今治ですが、当社の製品も同様です。タオル地のものは、ほかに海外工場でも作っています。布帛ハンカチ自体は横浜などが主な産地です」
――最後にあらためてお聞きしますが、ハンカチの未来をどうお考えになっていますか。
「世界の人に紹介したいということはありますし、布ハンカチもいろいろな素材開発を始めています。タオルハンカチが伸びていた理由はメンテナンスが楽だということもあるのでしょうから、ハンカチもメンテナンスが楽なものを開発しています。日清紡のアポロコットという加工は形態安定加工で、アイロンがほぼいりません。マイクロファイバーを使ったハンカチはスマホやメガネもふけますし、ハンカチと同じくらいの厚みでスーツにいれてももこもこしない。売れ筋です。今後も紙や電気を消費しないというエコの面でお役に立っていきたいと考えています。まだ海外市場は手がけていないので来年は五輪もありますし海外の方に日本のハンカチ文化を知っていただく機会があればいいないと思います」
◇ ◇ ◇
インタビュー後、本社に隣接するショップ(人形町店)を案内していただいた。本店は六本木ヒルズにあるそうだ。
ショップでは綿や麻のオリジナルのハンカチが中心だ。昔ながらのレースやイニシャルの刺繍もあるが、手縫いの動物などをあしらったハンカチなども繊細でお洒落。まるで現代アート作品のようだ。陳列されている麻のハンカチが陳列されていたので、外崎さんに手を拭いたりしていいのですかと聞くと、「麻は吸水性が高いですし、使い込むほど味が出ます。長く使えます」とのこと。西洋発のハンカチだが、今のハンカチは手ぬぐい文化や贈り物文化が生み出した日本独特の産物だったというのは驚きだった。
さて、取材をまとめると、手拭のためのハンカチやタオル選びのポイントは次のような点になる。
ユーザーからすれば、吸水性/質感/携帯性(薄さ)/メンテナンスのしやすさ(アイロン不要か)/お洒落さ/金額/耐久性の組み合わせとその優先順位が選ぶポイントになるだろう。
さらに、ハンカチという商品の将来性やのびしろとしては、デザインや素材において融通無碍の拡張性を持っていることがカギとなる。布帛ハンカチは今後シェアで逆転されたタオルハンカチに対して互角以上の広がりを見せていくのではないだろうか。
(取材・文=平井康嗣/日刊ゲンダイ)