ロシア女性活動家、脅迫受けた後に殺害される 反体制運動に参加

7/23(火) 18:07配信

AFP=時事

ロシア女性活動家、脅迫受けた後に殺害される 反体制運動に参加

ロシア・サンクトペテルブルクで行われたゲイ・プライド集会(2017年8月12日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ロシア北西部にある同国第二の都市サンクトペテルブルク(St. Petersburg)で、著名な女性活動家が複数か所を刺された上、殺害されているのが見つかった。女性はLGBT(性的少数者)の人権擁護活動や反体制運動をめぐって脅迫を受けていたという。活動団体が22日、明らかにした。

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 捜査当局は、「サンクトペテルブルク南部で21日、複数の刺し傷がある女性(41)の遺体が発見された」と明かしたものの、被害者の身元は公表していない。

 活動家や地元メディアによると、殺害されたのは地元活動家のエレーナ・グリゴリエワ(Yelena Grigoryeva)さんで、LGBTや政治犯の支援集会、ロシアのクリミア(Crimea)半島併合への反対集会に定期的に参加していたという。

 地元ニュースサイトのフォンタンカ(Fontanka)は、グリゴリエワさんは背中と顔に刺し傷があり、死因は首を絞められたことによる窒息とみられ、容疑者1人が逮捕されたと報じている。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190723-00000039-jij_afp-int