45年ほど前、マンハッタンの、ソーホー地区が、
脚光を浴び始めました。
まず、コンテンポラリー・アートのディーラーは、
家賃が安くて、
天井が高くて、
広いスペースで、
カッコいい、ヒップな地域
を探しておりました。
それに合致しましたのが、45年前の、ソーホーエリアです。
今とは、全然違う、良き時代の、ソーホーです。
ロフトが有名になったのも、この時期です。
要は、住宅目的に建てられた建物ではないけれど、
購入者や、借りる人たちが、
自分たちで、ドライウォール(石膏ボード)などで、間仕切りしたり、
予算のある人は、カッコよくデコレーションしたりしているうちに、
どんどん、多くの若くて、カタカナ職業の人たちが、
移り住んできました。
もちろん、フォトグラファーたちも、です。
私も、広いところを、一組のカップルと、シェアーしました。
そんなころ、スタバもない時代です。
パリ帰りの私にとって、
エスプレッソを気軽に飲めて、
フレンチ風のサンドイッチ・ジャンボーンのようなものを、食べられるのは、
”Dean & Deluca"
位でした。
大しておいしくなかったですが、
パリ生活同様に、朝は、エスプレッソが、必需品でしたので、
まずいエスプレッソを、
時には、クロワッサンも。
創業当時(1978年くらい???)
の”Dean & Deluca"
で、「若くて、気取って、飲んだものでした。」
そして、20年後には、大きなのが、ナパに、できまして、
私の大・大好きだった、
当時ナパにあった、オークヴィル・グロッサリー・ストアー
から、お客を奪うのではないかと、心配しておりました。
ま、”Dean & Deluca"
は、全然、大したことがある、とは言えない、高級(まあ、欧州の物など)
要は、高額の、高価なグロッサリー・ストアーでしたが、
日本の、会社、Welcome Group と、伊藤忠が
ほめてあげたいほど、
「日本人の、特に、丸の内風の高額年収OL・キャリアウーマンたちに、
”好まれる”」
という、結果論なのか、
最初から、ターゲットなのかは、
推して知るべきですが、
うまく、彼女たちの、心を、しっかりつかみました。
50年前は、”UNION"
45年前は、”KINOKUNIYA"
35年前は、”Harrods"
ここ15年は、”Dean & Deluca"
のショッピング・バッグや、
トート・バッグが、
『知らんふりして、”ステータス”』
という、感じで、しっかり、そのステータスを、勝ち取りました。
繰り返しますが
ウエルカム・グループと、伊藤忠さんたちは、
素晴らしいです。「おめでとう」
「あっぱれ!」
といいたいです。
日本には、本国では、倒産や、
閉店や、
事業縮小や、
閑古鳥?
のような会社を、
日本で、10倍、百倍に成功させているのが、
”セブン・イレブン”
”デニーズ””
”昔のヒルトンホテル””、や、マックなどは、
ステータスや、ブランド価値や、評判を、
アメリカ本土より、二段階、あげております。
ファッションでは、
”モンクレール”
古くは、
”ルイ・ヴィトン”
そして、シャネル、
グッチ、
そして、エルメス、
日本が、大大・貢献した、ブランドです。
アップルも、同様ですし、
昔のコカ・コーラなども、
利益率では、アメリカよりありました。
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「ディーン&デルーカ」の凋落が止まらない─アメリカで店舗数が激減
7/17(水) 0:00配信
Photo: Theo Wargo/Getty Images for NYCWFF
マンハッタンとナパバレーの旗艦店も閉鎖
高級グルメ食料品店の代名詞「ディーン&デルーカ」が苦境に立たされている。
ディーン&デルーカは昨年4月、ノースカロライナ州シャーロットにあった4店舗を突然すべて閉鎖し、さらにメリーランド州とカンザス州からも撤退した。同年にはマンハッタンでも3店舗を閉鎖した。
今年に入っても苦しい状況は変わらない。去る6月30日にアッパー・イースト・サイドのマディソン・アベニュー沿いの店舗を、7月4日にカリフォルニア州ナパバレーの店舗を相次いで閉鎖した。いずれも旗艦店として位置付けられていた店舗である。
ニューヨーク・ポスト紙が昨年5月に報じたところによれば、ディーン&デルーカは全米各地に40店舗以上あった店を次々と閉めているだけでなく、店舗賃料や仕入れ業者への支払いも滞っているという。
ジョルジオ・デルーカとジョエル・ディーンが1977年にニューヨークで創業したディーン&デルーカは、2014年にタイの不動産会社ペース・デベロップメントに1億4000万ドルで買収された。以降、アジアや中東地域では急拡大し、ブランドの認知度を高めているが、本国アメリカでは低迷している。
アマゾンやディスカウントチェーンに押され…
ディーン&デルーカをはじめ高級食料品ブランドの不振について、食品業界アナリストのデビッド・ヘンクスはこう指摘する。
「要因はいくつかあります。業界全体を見てみれば、ホールフーズでさえ減速しています。いま国内外から新規参入してくるチェーン店の多くは、低価格帯を売りにしており、小売業界ではその市場が大きく成長しています」
高級グルメスーパー市場が急拡大していた頃は、ネット販売の影響は受けないのではないかと予想されていた。しかし、アマゾンの影響は免れなかった。ホールフーズとトレーダージョーズも、ドイツのディスカウントスーパー「Aldi(アルディ)」や国内のファーマーズマーケット系のチェーンに押され始めている。
ヘンクスは、ディーン&デルーカが名を成した超プレミア高級フード──たとえば、熟成バルサミコ酢やヒマラヤ産のピンクソルトなど──の大半はいまやクリック一つで買えるようになったと指摘する。
「デリについても競争は激化している。デリは、以前はディーン&デルーカが競合と差別化できる分野だったが、もはやかなり一般化している。市場勢力図はかなり変化してきている」と、ヘンクスは言う。
現在、アメリカ国内にあるディーン&デルーカの店舗はわずか7店舗。ニューヨーク・タイムズ紙によれば、仕入れ業者への借金が膨らみ、店の在庫は薄くなっているという。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190717-00000001-courrier-int
Laura Reiley