以前にも書きましたが、

 

 

世界一のシェフ、

 

 

数十年前、故・ジョエル・ロブション・シェフさん

 

 

が、日本進出を決める際、

 

 

多分、成田か、羽田空港に到着して、

 

 

その空港での、ある清掃人のまじめさと、

 

丁寧さ、

 

 

仕事の完璧さを見て、

 

 

「日本人とは、こういうものか!』と、感心し、

 

 

それが日本人というものなら、

 

 

この日本との契約は、”YES!"

 

 

と、決断したそうです。

 

 

たとえ、その清掃人の、プロとしてのまじめさだけで、

 

 

大きな契約に、サインするわけであ、ありませんが

 

 

「一部の導火線」になったというのも、ウソではないでしょう。

 

 

ロブションさんには、フランスのある所に、「ラボ・研究所」

 

 

がありますが、

 

 

料理のレセピーや、新メニューの開発がない場合、

 

 

通常の日々は、シェフたちが、一日中、掃除して、

 

 

全てを「ぴかぴか」にしているのが、日常の業務だそうです。

 

 

日本の和食などの、

 

 

ミシュランの2つ星、3つ星のお店は、

 

 

フランスや、ニューヨークの3つ星のお店のキッチンと比較しますと、

 

 

「月とスッポン」に近い????位、雲泥の差で、

 

 

整理整頓されておりませんし、

 

 

アメリカの特に、キャリフォルニアなどの、

 

 

 

保健所では、公認されない、あるいは、認可、ぎりぎりの、

 

 

甘い保健衛生と、ヴィジュアルの汚さです。

 

 

フランスのミシュラン3つ星店は、

 

 

全てが、「めちゃめちゃ、奇麗です、美しいです。衛生面でも、完璧に近づく

 

 

に、清潔にしております」

 

 

もちろん、奇麗でない、あるいは、整理整頓が、あまりよくない、

 

 

日本のミシュラン2つ星、3つ星店たちは、

 

 

「言い訳をするでしょう」

 

 

欧米のそういうクラスのお店の日々の売り上げ、年商

 

 

と、日本のそれとは、「雲泥の差」だから

 

 

働いている人間(従業員)

 

 

 

や、

 

 

アプレンテスシップ(研修、丁稚奉公)

 

 

の数が、3倍から、5倍くらい違うので、

 

 

掃除をする人間の労働力が、けた外れに違うので

 

 

そういう「差」になってもしょうがに????

 

 

と、たいていは、「言い訳をします」

 

 

確かに、フランス、スペイン、などの、ミシュラン3つ星の、お店の

 

 

無償、有料、最低賃金、低い給料の人々を含め、

 

 

労働基準法の倍くらいの、「ブラックともいえる、長時間労働」

 

 

が、いまだに、ほとんどですが、

 

 

ーーーーーー????!!!!。。。。

 

 

要は、欧米と比較して、

 

 

日本の、

 

 

超・高級店や、有名店や、星を持っているお店

 

 

や、、

 

 

一般の家庭の台所は、

 

 

「ヴィジュアル面は、整理整頓は、最悪の部類ですし、

 

 

 

保健衛生に関しても、あまり誇れないのが、日本の飲食店や、家庭の台所の、現状です。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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世界から高額オファーも 国宝級日本人「羽田空港の清掃人」の今〈dot.〉

7/3(水) 16:00配信

AERA dot.

世界から高額オファーも 国宝級日本人「羽田空港の清掃人」の今〈dot.〉

いつも笑顔を絶やさず清掃する新津さん (c)朝日新聞出版

 7月2日、「プロフェッショナル仕事の流儀」(NHK)に、羽田空港の清掃人・新津春子さんが再び登場した。4年前の同番組の放映では、大反響が巻き起こり、国内はもちろん、中国や台湾、イギリスなどからも取材が殺到した。新津さんが清掃の実技指導を務める羽田空港は、4年連続6回目の「世界一清潔な空港」に選ばれた。

【写真】羽田空港の清掃人・新津春子さんはこちら

 今回、新津さんと久々の再会をはたした同番組ディレクター・築山卓観氏に話を聞いた。

Q:久しぶりに新津さんにお会いしたときはどうでしたか?

 朝7時前。空港で久しぶりにお会いした新津さんは、以前と変わらないどころか、さらに元気いっぱいでした。以前は電車通勤をされていたのですが、今はご自宅から40分かけ、1日2万歩を日課に張り切って歩いているんだと、人なつっこく笑いかけてくれました。

 その笑顔を見たとたん、4年前のことがまるで昨日のことのように甦ってきました。
初対面の時に空港で迷う私を探しに来てくれた、優しさに満ちた笑顔。そして、ご自身の大変な生い立ちを涙ながらに語ってくれた夜や、空港のトイレ清掃に夜中ひとりで向き合っていた真剣なまなざし。そして朝焼けに包まれながらゴミを拾い続ける神々しい後ろ姿。そして、そんな彼女と向き合った日々が、当時ディレクターとして壁にぶつかっていた自分を大きく成長させてくれたんだとしみじみ思い出され、思わず涙があふれそうになった私は、その場を取り繕うことで精一杯でした。

 でも。ふと見ると、同じように目をぬぐっておられる新津さん。
再会は、どちらともなく、自然なハグから始まりました。

Q:今回の新津さんのロケで、驚いた出来事や、印象に残っている言葉はなんですか?

 4年前の放送後、複数の出版社の方から、新津さんの半生や清掃技術を書籍化したいという話を頂いたことは覚えていますが、この4年で12冊もの書籍を出されていたことには驚きました。しかもそのうちの1冊は、なんと中学生向けの道徳の教科書でした。

 

 

 

 

幼い頃から、残留孤児二世として中国と日本で壮絶な差別やいじめを受け、さらに生活苦の中で就けた仕事は清掃しかなく、長らく正当な評価を受けてこられなかった新津さん。私は、そんな彼女の仕事と生き方が、多くの方に知られ、世の中の尊敬を集め、社会的評価や相応の金銭を受けることは、まっとうなことだと思っています。ですから、それだけの本を出されたことにも喜んでおりました。

 ですが、当の新津さんの考えは、そういう私の考えや「世の中の常識」とは全く違うところにありました。驚くことに、書籍の売り上げや印税といった類いのものを、全く受け取っていないそうなのです。出版社が印税を払っていないのではありません。新津さんは、「それは、私を育ててくれた故・鈴木常務や会社に恩返しすべきものなのです」とおっしゃいます。お金はいらない、でも“自分の考えや技術が誰かのためになるなら惜しみなく伝えたい”、その一心でマスコミの取材や、書籍化などの話を受けてきたと。

 今回、ロケ中に次のようにお聞きしました。「人は有名になる程に、地位や名誉、お金に揺らぎそうな生き物じゃないですか。なぜ地位や名誉やお金になびかないのですか?」

 すると、即答されました。

「興味ないね。私は少しでも現場に関わっていれさえすればいいから。じゃないと、私が私じゃなくなるからね。私は生きているうちに、携わるところ全てをきれいにしたいから。現場では毎回新しい発見があるのよ。常に自分を更新していかないと、きりがないのよ。進化していかないと。そうして、逆にお客さんに“ありがとう”って言われたら、それより嬉しいことなんてないと思ってるの。」

 番組でも少し紹介しましたが、新津さんの存在は今や国内にとどまらず、世界に知られています。はるばるイギリスBBCが取材に来日し、アジア各国から、現地の企業や空港での清掃指導に招かれ、地元新聞や雑誌に「国宝級日本人」と特集が組まれるほど。なんと中国の複数の企業からは、破格の報酬を提示され、ヘッドハンティングまでされたそうです。

 でも、新津さんは全く揺らがない。

 自らの清掃を究めるため、それらのスカウトは全て断り、むしろスタッフの少ない部署に異動し、今はハウスクリーニングという新たな現場で奮闘されています。

「4年前に、私のことを“プロフェッショナル”として紹介してくれたじゃない? でも私は自分ではそう思ってないんです。まだスタートラインに立っただけだと思ってるので、そこから新鮮な気持ちで、常に自分を更新し続けていくのが私のやり方です。」

 4年前と変わらない、いえ、さらに研ぎ澄まされていた新津さんのプロフェッショナリズムに、私たち撮影クルーは圧倒されっぱなし。

プロフェッショナル仕事の流儀」も、放送開始から今年で13年になりますが、常に新鮮な気持ちを持ち、更新しつづけたい。まさに、自分たちの仕事への姿勢を見つめ直す、かけがえのないロケになりました。

 

 

 

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190703-00000025-sasahi-life&p=2

 

 

 

 

 

 

(協力/NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」ディレクター・築山卓観氏