本物のルビーって！？｜ルビーセンターオフィシャルブログ -27ページ目

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人工合成ルビー

錬金術師ではないですが、宝石も高価なもの。

人々はこぞって人工生成の方法を探りました。

ルビーも人工合成のものがたくさん出回っています。

一番有名なのがヴェルヌイユ法。

フレイムフュージョン法ともいいます。

なんとこの方法で年間3000トンを越えるルビーやサファイアが合成されているのです。

大半は宝石としてではなく、時計や精密機械の軸受けや、医学用、光学用材料と広範な用途に使われています。

最初の頃は装飾用としても出回り、ルビーの価格の暴落騒動にまでなったほどでした。

ところが、事態は収拾にむかいます。

理由は天然のものより「あまりにキレイ過ぎる」そして「結晶がレコードの溝のようにハッキリと見える」など天然が持つ希少性を感じることができず、逆に人工であることがすぐにわかってしまう・・・など人気が落ち、カラットあたり５円程度に下がる。

値段が下がると関係者が誰もちゃんと扱わなくなってしまったのです。

ただ、世界有数のスミソニアン美術館で所蔵されていたパパラチア・サファイアという有名なコレクションが、実はこの製法によって作られた人工サファイアであったことが判明するなどの事件もありました。

なので「あまりにキレイすぎる」石には気をつけたほうがいいかもしれません。

家庭円満にルビー｜R｜