SoLライター陣がおすすめするカルチャーアイテム。
今月のテーマは「夫からの印象的なプレゼント」!!


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自分があまり物には執着しないタイプなんだと、30代半ばを過ぎて気づいた。
そんなこともあってか(はたまた言い訳か)今まで、オットから頂いたプレゼントの数々をほとんど覚えていない。
何だか、申し訳ないので「プレゼントはもういらないよ宣言」までしてしまった。


だって欲しい物は自分で選びたい。じーーーーっくり選びたい。
カラスの行水的買い物タイプのオットは5分でいなくなる。
アレ買うからお金ちょうだい、なんて絶対言いたくない。
つくづくプレゼントしがいのない女だよな~~~私。
ってことで、いつしかプレゼントを貰わなくても大丈夫な関係(なんだそりゃ)になっていた。
結婚生活13年にもなると、こんなものだろうか。


そんな可愛くない私にも、先月のX'masにおおきなプレゼントが届いた。
家、である。
中古だけど私たちには贅沢過ぎるほどの一軒家。


しかし転勤族の我が家の場合、家を持つことは、いつかの別居を意味する。
単身赴任なんてありえな~~~い!と言っていた新婚時代。
離れ離れで暮らすなんて、愛と情熱が溢れていた頃は思いもしなかった……。
愛の形というものは変わっていくものなのだ。


彼を決断させた大きな理由は、私の「やりたいことをやりとげさせて」というワガママだった。
けっして良い妻ではなかった私の主張を尊重してくれた、という最大級のプレゼント。


物には執着しないが、想いには答えられるようなタイプでありたい。


written by ナオト