BlogMagazine-SoL -『ソル』-ママ&ワイフを楽しむおんなたち


海外旅行に欠かせない「現地の言葉」。
語学力を上達させる一番の方法は、「間違える」ことが一番です。頭に浮かんだフレーズに少々自信がなくたって、勇気を振り絞って口に出してみる。これが一番の勉強法。


さて、先頃日本でも行われた総選挙。
カナダでは選挙は「国民の義務」とされ、投票率もとても高く、企業は社員が投票するために勤務中に時間を与えなけばいけない義務まであるそう。
ちなみに、「選挙」のことは英語で「election」といいます。


カナダで総選挙が行われていたある日、私はホームステイ先で選挙番組を見ていました。投票結果が出された後、仕事に出ていたホストマザーが帰宅。

「当選結果は出たかしら?」


当選結果を知っていた私は、当選した人の写真がテレビに映し出されると、その写真を指差し、


「He got an erection.」


と、教えてあげました。

すると、ホストマザーは目を真ん丸くして驚き、大きな声で笑い出し、こう言いました。


「I don't think "THAT" is hard enough though.」
(彼のアレはそれほど硬くなっていないようよ)


日本人の最も不得意な「L」と「R」。
私はここで決して犯してはならない間違いをしてしまったのですが、それは後の祭り。


「彼は当選した」を正しく英語にすると「He got elected.」。
私が言ったのは、「He got an erection.」=「彼は勃起した」。


「election」(選挙)と「erection」(勃起)。
「L」と「R」の違いでこんなにも意味が違ってくるとは!


更に、ホストマザーの言葉から、日本語では「立つ」と言いますが、英語では「硬くなる」と言うということを学びました。ホストマザーに聞いたところ、英語で「立つ」、つまり「stand」とは言わないとか。


このように、思い切って口に出したフレーズが間違っていると、その恥ずかしさが心に残り、そのとき口にしたフレーズと正しい答えは、思い出と共に絶対に忘れることがありません。


もし、英語圏へ旅行して、ちょうど選挙の真っ最中であれば、是非この「election」という単語を使って現地の人と会話をしてみてください。
みなさんが「あれ、LとRどっちだっけ?」と混乱し、「erection」と口にすることを私は期待しています。



written by yukyux