経営書などを読めば、選択と集中という言葉をよく聞くと思いますが、兎角、選択することは難しい。何故なら、選択するということは、選ぶということですが、そうすると、選ばないものもでてくる訳で、それは捨てることを意味します。
しかし、我々日本人は子供の頃より捨てることは、もったいないという教育を受けてきている経営者にとっては、非常に難しい選択になってくる。だから、捨てられない、よって選択できない経営者が多いと言えるのです。
ただ、捨てると言ってしまうと、二度と戻ってこないというイメージがあるので、やらないものを決めるという方が良いのではないかと思います。やらないことを決めてしまう。
そして、残ったものでPDCを回していく。
結局は同じなのですが、どちらを選択することがよりスピーディーにできるのかというと、
選ぶよりも選ばない選択の方が良いのではないでしょうか。
経営者の仕事の殆どは何に選択するのかを決めることなのです。決めることが仕事です。
決められないということは、経営者としては、失格ですが、昨日と明日は決して同じでないくらいに変化のスピードは早くなってきています。
その早さに対して、選択するということは、本当に難しいことなのです。それでは、選択するコツをお教しえましょう。それは、常に自らの軸を持っていることです。選択する為の基準と言いましょうか、何に対して良いのか悪いのかという標準を持つことです。
例えば、損なのか、得なのかでも良いですし、良いか、悪いかでも構いません。しかし、経営者であれば、美しいか、美しくないかというような基準を持って戴きたいと思います。
それが持続可能な経営になっていくと考えています。
社会に対して美しい経営であるならば、本物ならば、必ず継続しますし、成長もするでしょう。社会と信頼や満足でつながる経営は、神が宿るのです。
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