「原爆の日」(8月6日)を前に24日、評論家で中国出身の石平氏と台湾出身の金美齢氏を招いた講演会「眞の平和を考える」が、広島市中区の広島国際会議場で開かれた。約1400人の聴衆は、覇権主義を強める中国に対して日本が取るべき対応策についての提言に耳を傾けた。
石氏は、毛沢東主義の総括を経て中国が1980年代以降、海洋覇権への野心を強めてきたと指摘。米軍との合同演習で領海防衛の意志を示したフィリピンやベトナムと、尖閣諸島事件で中国人船長の釈放に追い込まれた日本を比べ、「自国を守る決意を示すことが平和につながる」と改憲の必要性を強調した。
金氏は、中国の覇権主義により東アジアの安定が損なわれることへの懸念を示し、「日本は覚悟を持ってリーダーシップをとらなくてはならない」と訴えた。
講演会は念法眞教の第25回広島原爆殉難者慰霊法要を記念し、平和記念公園での法要後に催された。
昨日は、平和公園内国際会議場にて行われた講演会「眞の平和を考える」へ行ってきました。
お客さんの入りはほぼ満員でしたが、客層はやはり私より上の方々が多く、若者の姿は殆ど見られませんでした。この点は少し残念でしたね。
早めに行ったので、座席は1列目の真ん中近くに座ることができました!
↓この距離で拝聴させていただきました!
講演ですが、各1時間の濃いものでしたので、箇条書き風でお伝えさせていただきます。
--------------------------------------------------------------------------------------------
石平さんは
中国のチベット、内モンゴル、ウイグルの侵略の成功、そして、中越、中ソ、中印戦争の失敗、その失敗の結果海洋戦略に軸を変えたこと。
チベット侵略の責任者は胡錦濤であったこと、
中国共産党のトップは13億人の中で1番腹黒い人間であること、
温家宝は中国では役者政治家で有名、彼の笑顔、涙には気をつけること、
日本の平和は自力で守ったものではなく、これまでの国際情勢のお陰だっただけ、などを語られました。
石平さんが、最も強調されていたのは、「自国は自国で守る。その気概を日本人は持たなければならない。憲法の前文は日本人を完全に骨抜きにした」ことを言われていました。
余談では、中国の反日が始まったのは、天安門事件以降であること。80年代は反日では無く、山口百恵や高倉健が凄い人気で、そのお陰で石平さんは「大変被害をウケました」だったと海上を笑わせてくださいました。
金さんは、
今日でアナログ放送が終わるにも関わらず、店頭、TV局に問い合わせする人、量販店のTV在庫がなくなったことを話され、「なぜこんなに思考停止の日本人が増えたのか」を導入に「ノーモアヒロシマという言葉は思考を停止させる」ということをお話されました。
安保の問題、日本は海洋面積を含めれば世界6番目の領土を持っている、だから領土問題は真剣に考えなければならないこと、マスコミが北欧の国の褒め上げ日本を卑下するが、面積も人口も成り立ちも違う国の一面を引っ張り出して比較しても意味が無いこと。
これまで「独身が素晴らしい、家族はウザイ」等のフェミニズム賞賛世相から、批判へと変わってきたこと。家庭を持ち新しい命を送り出すことは神が与えた奇跡であること。
中国の新幹線脱線事故を引き合いに出され、JR東海は「国家間ある決断」によって中国への技術供与を反対したのに対し、JR東日本の「儲け主義」が日本の技術を流出させたこと。
これらは全て思考停止が生んだもの。思考停止は国家観を喪失させ、国益を損なう。
だから、「ノーモアヒロシマ」で思考停止してはいけない。そこから自衛の道を見つける。日本人は覚悟をもたないといけないということをお話されました。
--------------------------------------------------------------------------------------------
皆様ご存知の通り、お二人は帰化されてます。自らの国籍を変えるというのは、そこに政治的判断が存在した場合、それは相当な覚悟が必要ではなかったかと思います。そういったお二人がされる日本・日本人・国家観のお話は大変心に残るものでした。