昨日に引き続き、今朝の読売新聞一面でも臍帯血不正流用の記事。

臍帯血バンクには公的バンクと民間バンクがあり、今回は民間バンクが破綻し、債権者に臍帯血が譲渡され、債権者から病院へ流出したとの事。

公的バンクはお母さんから無償で臍帯血の提供を受け、管理保存し、必要とする白血病患者に移植されるもの。

民間バンクはお母さんが産んだ我が子が将来、病気や事故に遭った時の為に費用を支払って保管してもらうもの。

民間バンクは所有権は母親にあり、
臍帯血を営利目的で売買するなど断じてあってはならない。

言わば、臓器売買と同じ事だ。

今回の件は臍帯血提供の減少と再生医療の停滞に繋がりかねない重大な事件であり、厚労省リードによる法令遵守の徹底、管理体制の構築、強化が不可欠だと思う。