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かくかく四角

目の前にいる2人の女性について。彼女達は同じ様な髪型をし、同じ様な服装をし、同じ様な仕草をしている。具体的にはどういった様子なのかと言うと、髪型は黒髪のストレートでショートカット、服装はチェック柄のパーカー、両人共、手を組んで話すという仕草を持ち合わせている。見たところ、明らかにロケンロウルなバンドを崇拝しているか、もしくは本人達が演奏する側であるかも知れない。何故わたしがこの可愛らしいお二人を話題に取り上げているのか。問題はチェック柄の色にある。今はどうか分からないが、少し前まで若い女性の間ではチェック柄が流行していた。そのため、あっちを見てもチェック、こっちを見てもチェック、自分を見てもチェックといった具合に、とてもチェック柄は流行っていたように思う。その様な状況であるので、彼女達がチェック柄を着ていても何の不思議もないのだが、何千とある色の中で二人が選ぶ色は白黒。やはりロケンロウル=白黒は切り離せないようである。本当のところ、ピンクやらモスグリーンやらのチェック柄が着たかったかも知れない彼女達の心中を考えると、黄色やら緑やらのタイツを平気で着ているわたしがとても自由に思えた。人間はそういった固定観念やらイメージやらから中々に抜け出せない存在であることを、お酒の入った頭でぼんやりと考えていたのである。
無論、彼女達からしてみれば余計なお世話であろうが。

ベリロン

どうやら私はこの髪に捕まってしまったようだ。

はてさて、一体どういうことなのか説明しよう。いつもの如く電車に飛び乗り、一息つきながら携帯電話を広げ、ブックマークされたblogなるものを覗いていた時である。ふと気付けば私のちょうど目の前にベリーロングな髪を保持する女性が。このような長い髪を保持する者を久々に見た気がする。その長さたるや、裕に1㍍は越えるであろうか。
しかし長いだけなら問題はない。私が先程から苛々させられている原因、それは彼女が大量に抱え込んでいる静電気である。通称ベリロン毛+静電気とくれば、もう向かうところ敵無し。ただただ私に引っ付き絡み付き、決して離れようとしないのである。それはまるで定年退職を迎えると同時に妻に離婚を切り出された夫の様にねばねばと執着する。さらに追い撃ちをかけるかの如く、なんと携帯電話の隙間にことごとく挾まってくる。私は声なき声にて、ちょ待てコレちょ、なんすかコレと口をぱくぱくしていたのだが、全く気付く気配がない。
だので彼女に取らせるのは諦め、しぶしぶ挟まった髪の毛を一本一本取り除いていったのだが、数本はプチッと切れてしまった。よく見ると携帯電話に毛が生える姿となっており、不思議と奇妙奇天烈な可愛らしさがあるではないか。その時点でこれまでの全てを許したわたくしである。

人生いろいろ男も女も

久々の更新となるこのblog。何故こんなにも放置したのかというと、実は先日の老婆のことばに傷ついたわけでも、はたまた卒業アルバムを見詰めていたわけでもない。ただ単に学生としての本業、つまり勉学に勤しんでいたのである。念を押しておくが、決してカラオーケストラやファッションの探究を行っていたわけではない。
さて、前置きはこの辺にして、最近あった少しく気分を害したお話を紹介する。

いつもの如く颯爽と電車に乗り込み、イスとりゲームの要領で座席へと飛び着いた。望み通り一番端っこの座席に座れたので、満面の笑みを浮かべふぅ、と一息つくわたくし。そして不意に込み上げてくる、自分の態度の大きさと器の小ささへの内省。わたしっていつまでも駄目人間ね、もうひょっとしたら山崎邦正よりも駄目かも、でもあっちの方が駄目かも、等と脳内にてぶつぶつ言っていたところ、傍から本当にぶつぶつ聞こえてきた。自分の口が閉じられていることを確認し、ちらっと隣を見ると、おじさまが何やら口を動かしているのが見える。何を言ってるのか聞く為に耳をそばだてていると聞こえてきた単語がひとつ。
『はあ疲れたぁ゙』
おっさん、おっさんの気持ちもよくわかるよ。会社の上司に小言を言われ、娘さんには彼氏ができてパパキラァイと言われ、道路に棄てられたガムを踏み、さらにはこの人込みに揉まれてきたんでしょ、わかるわかる。いやでもしかし、声に出して『はあ疲れたぁ゙』は止めてくださいませんか。私なんかまだまだ苦労を知らない方だと思います。が、『はあ疲れたぁ゙』を連呼するのは止めてください。ひっそりとさも私にだけ聞こえる声で、『はあ疲れたぁ゙』。何故か疲れていない私まで疲れてくるのですよ、だから止め…ろっつてんダロこのおっさんという私の熱い想いが通じ、おじさまはしばらく黙りこくっていたのである。そして快適な読書タイムを過ごしていたところ、またもや何か言い始めた。


『ふう疲れてきた』


聞き間違いかしら。今度はガン見に近い状態でおじさまを見てみると、確かに『ふう疲れてきた』と言っている。あれ、おっさん今まで疲れてたんじゃないの、あれさっきまでのは?あれれれReReReRe。
もう駄目っす、私もう限界っす。あ、ちょうど降りる駅っすね、私もう降りまっす、ばいばいおっさん、永久にさようならと別れを告げ電車を飛び降りたところ、ビニール製の傘を忘れたことに気付き、またもやおじさまと対面する羽目に。そして手を見ると我がビニール製の傘がおじさまの手に握られているではないか。もう訳が分からず、おじさまの手から我がビニール製の傘を奪還し、やっとの事で下車。
紛れも無く、この時点で一番疲れていたのはわたくし。
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