5歳になるフランソアは好奇心旺盛。なんでも知りたがる女の

子。ある日、4歳の弟が素っ裸になってるのを見て、母親にた

ずねた。「ねえママ、弟の足のあいだについているものはなあ

に?」「そうね、それは・・小さい笛だよ。」「そっか。お父

さんの笛は昨日の夜はつまってたんだね。」「え?お父さんの

笛?」「うん、昨日のお昼ね、知らないおねえちゃんが一生懸

命吹いてたけど、ぜんぜんならなかったもの。」


チョコ

5歳になるフランソアは甘い物好き。特にチョコレートを食べ

るときが一番幸せ。お母さんと一緒にお菓子屋さんに行き、人

形のかたちをしたチョコレートを選んでいた。「おかあさん、

このお店のチョコレートは女の子のかたちをしてるのばっかり

だね。いやだなぁ」「うん?女の子じゃ駄目?」「男の子のほ

うがいい。」「どうして男の子がほしいの?」「だって男の子

のほうが食べるところが1つ余計にあるもん。」