これはスクエアのゲームでしたな。その頃格闘ゲームっていうとまずコマンドを出すのがめんどくさいっていうのを毎回かんじてました。ストⅡしかり、それからバーチャファイターしかり。鉄拳は比較的楽に技を出せたので好きでした。はっきりいってゲームはある意味食い物と一緒で多少庶民的な味でもはっきりとその味がわかればいいわけです。ハンバーグやステーキって味付けも単純だけど、はっきりうまい、とかまずいとかがわかる。でも何か凝った和食とかフランス料理みたいなのって繊細さを追及する。うまかったのかまずかったのかわからない。だから次にどっち食べたいですかって言われたら、俺はハンバーグとかステーキ。わかりやすい味を選ぶ。ゲームもそうで、最初なんとなくガチャガチャやってても何とかなるほうだったらもう一回やってみようかなってなる。はっきりとわかるほうね。感覚的に。ふつうはね。10ガチャガチャやったら12くらい反応があるほうがいい。バーチャなんて始めてやったとき単発の技ばっかりしか出なかった感じだもん。10ガチャガチャレバー動かしてるのに、キャラの反応は3か4くらいってかんじだった。だからなんかよくわかんねーや、と思ってしまった。

だからあんまり得意じゃないし、好きじゃない。で、トバルもそんな感じのゲームなんかな、と思ってやってみたら意外といい。ガチャガチャやってたら技が豊富にでるし(ここがポイント)あえて極端にリアルに追求していないからゲーム性もある。
そこが気に入ったポイントでした。だから攻略本買って技を研究したりもしたなぁ。
それからつかみ。つかんでの攻撃。それから投げぬけ。投げられても抜ける。それもすべての技に対して。それから「奥義」相手の体力をたくさんうばう。こういうのが
ある程度なれたらできるようになる。良い意味でゲーム的だし、アバウト。
僕みたいに「覚えるためにゲームしてるんじゃなくて楽しみたいんだよ!」って人間には良かった。しかも気に入ったから覚えるって作業も楽しかったしね。
ちゃんと取り組んでみようと思わせるゲームでした。
続編でてほしいな。